梅雨の合間に顔を出す真夏のような暑さは、8月のそれよりも厳しく感じるのは気のせいか、それとも身体が慣れていないからでしょうか。

気温30℃を超える蒸し暑さで空気も重かった週末。涼しいところへ行きたいけれどお散歩もしたい。そんな気持ちでなんとなく夫と外へ出ましたが、ふらっと電車に乗って足が向いた先が、等々力渓谷でした。

電車で真っ直ぐ等々力駅まで行けば楽なものを、それでは運動にならないと二子玉川駅で降りてから30分ほど歩きました。

暑い暑いと言いながらも、瀟洒な邸宅が続く街歩きは楽しく、遠景にとらえた緑がだんだん近づいて目の前に迫るころには、もう汗だくで、頭の中がかき氷でいっぱいでした(笑)。

というのも、今から7,8年は前だと思いますが、やはりこのような時期に家族で等々力渓谷へ行ったことがあり、その時にもかき氷を食べて救われた印象がはっきりとあったからです。

渓谷へ降りてゆくと、快適な温度で迎えられ、涼しく心地よいのは感動したのですが、まずはかき氷のことしか考えられませんでした！！　

↑甘味処『雪月花』へ。

頭がキーンとすることもなく、とても美味しい…しあわせな気持ちで味わいながらもあっという間に食べ終えてしまいました…。

その後は落ち着いて散策を楽しみました。住宅街の中で急にこの景色が現れる不思議について、家の近くにこんなところがあったら、さぞかし頻繁に行くだろうに、と思いを巡らせました。

今年の夏も暑そうだな、、と、うんざりするような気持ちがありながらも、緑や木陰の涼しさ、水のせせらぎが素敵なものだと感じられるのは、この暑さがあってこそなのか。熱中症など十分に気をつけなければならないですが、季節の良さを感じる心を、この夏も忘れずに過ごしたいものです。