このコロナ禍で、普段はおとなしく生活しているものの、一方で精神面での健康というものも気になります。

特に子ども達は小・中学生で、本来なら様々な行事などを通して、一年一年違う体験をしていく過程にある大事な時期です。
コロナ禍の心理状況について、初期の頃は、あらゆることを「我慢する」という状態だったのが、今は割と、あらゆることが「面倒くさい、どうでもいい」という諦めや無気力のようなものに変化している部分もあり、この状況がずっと続くだけなのもどうなのだろう?という心配も生まれてきました。

もちろん自粛生活を続ける事が前提ですが、多少は外の世界での経験や思い出作りもさせてあげたいし、長女も中学生になって今後は家族と行動を共にしなくなっていくであろう事から、この夏は思い切って2泊3日の家族旅行をすることに決めて、あまり遠くないところで、福島県の磐梯熱海温泉に出掛けました。


1日目。福島に着いて、お昼に福島名物の円盤餃子を頂きました。

フライパンに円形に敷かれて、こんがり焼かれた餃子↑とても美味しかった…!


その後は、阿武隈洞です。ひんやりしてて、暗くて、ちょっと探検な気分。かなり広かったです。


旅館では、ゆったりと温泉に浸かり、豪華なお食事でお腹いっぱいになり、久しぶりに家族全員でゆっくりと寛ぎました。

↑旅館のお庭がキレイでした。かわいいアヒルさんがお散歩しています。

(温泉旅館「四季彩 一力」)


2日目、猪苗代湖でスワンボートに乗り、


↓江戸時代の宿場町、大内宿へ。

道の両脇に、茅葺き屋根の家々が軒を連ねています。お食事処やお土産屋さん、資料館などになっています。

一件一件見て歩き、全てがノスタルジックな雰囲気でとても楽しかったです。またいつか来たくなるような風景でした。

↑お蕎麦もとても美味しかった。

(そば処「本家 玉屋」)

 

↓野口英世記念館。

医学への強い信念を抱き続けた生涯と業績を辿る、素晴らしい記念館でした。来て良かった。英世さんは多趣味で、絵がとても上手だったり驚きました。


3日目、五色沼。

あいにくのお天気でしたが、それでも深く広がる青緑色の沼は穏やかで、すごく美しかったです。

沼の周りはトレッキングコースになっています。

このコースで一日中過ごせそうなくらい、気持ちが良かったです。またゆっくり来てみたいなと思いました。


最後は、鶴ヶ城。

どうしても、戊辰戦争での激戦という歴史を重ねて見てしまいます。幕末や明治初期の動乱。日本の行く先を案じる心は同じ筈なのに、方向が違うことで起こる悲しい争い。切ないですね。

鶴ヶ城は、会津の誇りを保っているような、美しい佇まいだと思いました。



福島は、埼玉からも割と近く、とても行きやすい場所でした。観光した各所の施設は、整備や案内が充実しており、見学していてとても楽しく、きちんと記憶に残るような充実したものでした。

温泉地もたくさんあるし、またいずれ訪れたい旅行地だと思いました。