今年の大河ドラマ『青天を衝け』の中で、富岡製糸場の設立や官営工場として軌道に乗る過程も少し描かれていたので、世界遺産だし、一度見学してみたいと思い、夫と二人で行ってきました。
(子ども達にも声を掛けましたが、興味もなく行きたい気もしないとのことで…。コロナ禍で社会科見学等も長らく行けてないので連れて行きたかったですが、残念)


現地に着いて、見学前にまずは昼食。
↑上州名物おっきりこみうどん!
お醤油ベースのお出汁が良く効いていて、手打ち感のある太麺のもちもち具合といい、具材もたっぷり、とても美味しくいただきました。


↑煉瓦作りの工場外観。内部は資料館になっており、細部にわたってたくさんの説明パネルが展示してありました。かなり専門的でした…↓
敷地内はかなり広く、明治初期に作られたとは思えない程、近代的なもので驚きました。
工場だけでなく、従業員の宿舎などもあり、良い保存状態で残されていました。


↑こちらは圧巻の製糸場内部!
昭和62年当時まで稼働していた最後の機械をそのままにしてあります↓


明治維新のほんの数年前までは、攘夷やら討幕やら、人が斬り合うような情勢のはずで、渋沢栄一さんがフランスに渡った時も西洋文化にひどく面喰らう様子が描かれていただけに、急激な技術革新が進んで数年でここまできたのか!と、当時を懸命に生きた先人達に思いを馳せてしまいました。
このような劇的な近代化が進んだ延長線上に、今の私たちの生活があることを思うと、想像していたよりも大きな感動がありました。
大河ドラマによって、あらかじめ当時の時代背景が頭の中に入っていたのも大きかったと思います。社会科見学のような気分にもなれたし、とても楽しかったです。