今日、トコの幼稚園でおゆうぎ会がありました。


まずは、お歌と、楽器演奏。
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トコは、トライアングルでした。出番に合わせてチリン、チリリリーン、と可愛らしい音色を響かせていました。

みんなも、それぞれの出番で、すごく真剣な表情で頑張っていて、息もピッタリの楽隊でした。



劇は、「きたかぜとたいよう」。
トコは、たいよう役でした↓
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振り付けも上手に覚えて、太陽らしく元気に踊りながら、楽しそうにおゆうぎをしていました。


北風と太陽が力を争って、どちらが旅人のマントを脱がせることができるかを勝負する、というお話。

北風は、強い力で無理やりマントを引き剥がそうとしますが、旅人は寒くなってしまい、マントを頑なに押さえてしまいます↓
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一方、太陽は、少しずつ柔らかな光を当てながら、だんだん旅人を温めていき、ポカポカになった旅人は自分からマントを脱ぎます↓
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よく知られている本来のあらすじだと、ここでおしまいで、「力ずくでは人の心を動かすことはできないが、温かな心で接すれば、相手は自分から心をひらく」という教訓が込められたお話です。


ところが、今日の劇では、先生が素敵なアレンジを加えてくださいました。


…その後、ポカポカになり過ぎて暑くなってしまった旅人は、今度は北風に、涼しい風を送って欲しいと助けを求めます。

おかげで、旅人は、太陽の暖かな光と、北風の心地よい風を感じながら、また元気に旅を続けるのでした。

最後は、北風も太陽も旅人も、みんなで一緒に仲良く踊りながら歌を歌います。

その歌は、以下のような歌詞でした。

    誰だってみんな、良いところがある。
    誰だってみんな、素敵なところがある。

    素敵なところと素敵なところが、手をつないだら、
    もっともっと、もっともっと、素敵になる!
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それぞれに豊かな個性を持った、ばら組の子供たち。そんなひとりひとりが、いろいろなお友達とたくさん遊んで、お互いの素敵な所を吸収し合いながら、もっともっと輝いていきますように!という願いを込めて、先生はこの劇に決めたそうです。

とても心に響くような物語と、それをのびのびと演じきった子供たちの姿、そして先生の思い。見ている私たちには、それが真っすぐに伝わってきて、涙が出そうになりました。


昨年の年少さんの時は、その場にいるだけでも一生懸命さが伝わって熱くなりましたが、年中さんには、また全然違った魅力がありました。

とても素敵なおゆうぎ会だったなぁ。
一生懸命な姿が、人の心を動かすって、本当に素晴らしい。
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