新型コロナで“失踪”する中国人告発者たち─“ウイルス流出説”を唱えた教授も | ZERO 「不都合な…」

ZERO 「不都合な…」

イザ!で不都合な…というブロガーだったZEROです。
不都合な真実であろう事柄を気まぐれに綴っていく。

途中まで


新型コロナで“失踪”する中国人告発者たち─“ウイルス流出説”を唱えた教授も…


感染者10万人、死者3400人を超えるなど依然世界各地で猛威を奮っている新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の発生源について、これまで中国政府は湖北省武漢市のマーケット「武漢華南海鮮卸売市場」で売買された野生動物と説明してきた。

だが、中国の若き大学教授が、同市内の政府研究機関からウイルスが流出した可能性を指摘するレポートを発表。その主張は検証に値するものだったが、レポートは即座に闇に葬られ、教授は失踪してしまう──。

つねに隠蔽体質を批判される中国政府によって、真相が明らかにされる日は訪れるのだろうか?

「海鮮市場発生源説」を当局が公式に否定


世界最大規模の科学技術アカデミー、中国科学院が中国とミャンマー、ラオス国境付近の雲南省西双版納傣族(シーサンパンナ・タイ族)自治州に設けている中国科学院西双版納熱帯植物園は、2月20日、新型コロナウイルスは武漢華南海鮮卸売市場以外の場所で発生したとする研究結果を公式サイトで発表した。

同植物園は北京脳科学与類脳研究中心などの他の研究機関とともに2月12日までに、「鳥インフルエンザ情報共有の国際推進機構(GISAID)」のデータベースで共有されている4大陸12ヵ国・地域の93の新型コロナウイルスサンプルのゲノムデータを収集し、解析。その結果、ウイルスは2019年11月下旬〜12月上旬、身元不明の中間動物が最初のヒト宿主にウイルスを感染させ、また同じ頃にウイルスはヒトからヒトへと感染し、その後、武漢華南海鮮卸売市場の関係者や客を中心に感染者が拡大したと分析した。

さらに2月26日、武漢市統治機構トップの中国共産党武漢市委員会と武漢市政府は、中国最大のミニブログ「新浪微博(ウェイボー)」オフィシャルアカウントで、新型コロナウイルス対策本部医療チームの見解として、2019年12月8日に発病した第1号患者(既に回復し退院)の市内在住・陳氏について、調査の結果、過去に一度も武漢華南海鮮卸売市場を訪れたことはなく、海鮮市場が発生源ではないとする結論を発表した。

独自発信で“消された”教授、弁護士、記者…


では、海鮮市場でなければ一体、ウイルスの発生源はどこなのだろうか。

熱帯植物園と武漢市当局は肝心の結論を曖昧のままにし、植物園は研究結果の発表文も即刻、公式サイトから削除してしまった。

実はこの「真の発生源」について、2月6日に独自の研究リポートを発表した中国人学者がいた。フランス公共放送「ラジオ・フランス・アンテルナショナル(RFI)」の中国語版サイトや香港ニュースメディア「香港01」が報じたところによると、中国の理系トップクラスの国立大学、華南理工大学・生物科学与工程学院(生物学・生物工学部)の肖波濤(シァオ・ボウタオ)教授が、科学者向けグローバル情報共有プラットフォーム「リサーチゲート」に