アナロジー思考/細谷功

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アメリカの科学哲学者のチャールズ・パースは,演繹,帰納に続く推論方法として「アブダクション(abduction。仮説的推論または仮説的発想法)」という思考方法が存在し,科学的発見には最も役に立つ推論であるとしています。
このアブダクションを可能にするのがアナロジー(類推または類比)思考です。アナロジー思考により,複雑な事象の関係性の背後に潜む本質的構造を見抜き,それを別の分野に応用することが可能になります。
本書は,鞄と会計とのアナロジーにはじまって,パズル問題をいくつか組み合わせながら,アナロジー思考とは何か,なぜアナロジー思考が必要なのか,アナロジー思考には何が必要か,アナロジー思考力を鍛えるためにはどうすればよいかをコンパクトにまとめた本です。分かりやすい,良本かと思います。
過日参加した某勉強会のテーマが,このアナロジー思考でした。復習を兼ねて読んだ本書でしたが,多分,勉強会のネタ本だったみたいです。あ,あのときやったワークじゃん! と思うものがいくつもありました。
アナロジーや構造について,もう少し深く学んでみたいと思います。