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禅と脳―「禅的生活」が脳と身体にいい理由/有田 秀穂

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脳学者と禅僧との対話本。脳のことをいろいろな角度から勉強するためにたまたま手にとった一冊でしたが,これが大当たり。

効果的な瞑想の仕方から,坐禅と瞑想との違い,呼吸法,果ては脳幹網様体賦活系のことまで,非常に参考になる記述の多い本でした。たとえば,瞑想は単に頭を空っぽにしろということではないそうです。筆者にとっては,このことが実に新鮮でした。別のある本で読んだ「歩行禅」というものがどうにも理解できなかったのですが,本書ではほぼ同じ(といって差し支えないであろう)ものが「歩行瞑想」として紹介されています。禅と瞑想との違いが説明されている本書であればこそ,「歩行瞑想」は素直に納得できました。

その他,本書には,コーチングでも参考にできる記述が山のようにあります。たとえば,「どこまで自分をおだてられるか」は,あきらかにエフィカシーのことをいっていると読めますし,効きやすいアファメーションの作り方のヒントも得られます。

本書を参考に,自分の生活にも少しづつ禅的生活を取り入れ,セロトニン神経を活性化していきたいと思います。
アナロジー思考/細谷功

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アメリカの科学哲学者のチャールズ・パースは,演繹,帰納に続く推論方法として「アブダクション(abduction。仮説的推論または仮説的発想法)」という思考方法が存在し,科学的発見には最も役に立つ推論であるとしています。

このアブダクションを可能にするのがアナロジー(類推または類比)思考です。アナロジー思考により,複雑な事象の関係性の背後に潜む本質的構造を見抜き,それを別の分野に応用することが可能になります。

本書は,鞄と会計とのアナロジーにはじまって,パズル問題をいくつか組み合わせながら,アナロジー思考とは何か,なぜアナロジー思考が必要なのか,アナロジー思考には何が必要か,アナロジー思考力を鍛えるためにはどうすればよいかをコンパクトにまとめた本です。分かりやすい,良本かと思います。


過日参加した某勉強会のテーマが,このアナロジー思考でした。復習を兼ねて読んだ本書でしたが,多分,勉強会のネタ本だったみたいです。あ,あのときやったワークじゃん! と思うものがいくつもありました。

アナロジーや構造について,もう少し深く学んでみたいと思います。