渡仏してからの3カ月は、書類の手続きや日本からの荷物の受け取りに悪戦苦闘してました。
なんせちんぷんかんぷんなフランス語プラス、フランスの公共機関の適当な仕事っぷりのお陰で時間かかるかかる。。適当というより雑ですね!
美術館のチケットカウンターでも、スーパーでも、みんなお客さんそっちのけでお喋り。
あたしの方が絶対仕事できるもん(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾
個人的な意見ですが、労働者>消費者の構図ができあがっていて、賃金以上にサービスはしないといった感じです。
というわけで今までの適当事件ベスト3をご紹介していきたいと思います。
1, 車の運転について
「車の免許持ってる?」と家族に聞かれ「持ってない」と伝えたら、「練習しないとうまくならないから、余ってる車乗っていいよ」と言われた時
Merci ! とつい条件反射で言ったものの、あれなんかおかしくないか?乗っていいの?と後で相方に聞いたら、免許は単に証明みたいなもんだからと言われた。面白いけど、うん、私の良心があるうちにこれは止めておこう。あぶねー。
2, 郵便局員、嘘をつく
フランスではたまに郵便物が冒険に出ます。書類大国のくせに、郵便局で紛失or保留されるという大冒険を強いられます。最初っから重要書類はPDFにすりゃいいじゃん。とか思うんですが、まぁ記載の住所で受け取ったことで本人確認になるみたいだから仕方ないか。
私は日本からの荷物を船便で送っていました。2カ月半かけてやっとポストを見たら、不在票が入っていました(゚∀゚) …あれ この日付、一日中家にいたけどピンポーンてならなかったよ?
多分早く帰りたいからという理由で配達時間未記入で持ち帰りやがった!後ほど電話をかけましたが、「マダム、残念ながら再配達の依頼は受け付けておりません。それに私達のセクションは管轄外です」と全然引かないので、最寄りのラポステまで取りに行く羽目に(><)
あぁ日本の郵便局員の方々、昔 心の中で制服ダサいって思ってしまってごめんなさい。再配達の依頼しておきながら、不在にしてしまったり。今さら日本郵便局の素晴らしさが分かりました。
3, 滞在許可証をもらいに移民局へ行く
渡仏後3カ月以内に、ビザを有効化する為、移民局で滞在許可証を取得する必要があります。
俗にいう不法滞在とは、この有効期限が切れたまま再発行せずにフランスに滞在し続ける人のこと。申請に250€もかかりますから、瀕死の思いでやってきた移民のみなさんには、さぞかし大変なことでしょう。しかし、合法で滞在するにはこれは必須です。
さて、渡仏してからすぐ移民局に手紙を出し、やっと「この日に移民局に来てね」と書かれてある召喚状がきました。…あっっ…
確かフランス入りが5月18日。召喚命令日は8月23日って書いてある。3カ月過ぎとるやん!!!
あれほど在日フランス大使館で、必ず3カ月以内に滞在許可証取ってね、って念押しされたのにぃ
バカンスか?と疑いまた電話をかける羽目に。
「問題ないですよ〜」って回答。
ホントだな。これで門前払いくらったら二度とフランス住むもんか。って勢いでフガフガ言いながら朝一、悪名高き移民局に行きました。
絶対書類ミスがないように、何聞かれても答えられるように万全の準備で望んだ面接。
健康診断→パスポートの確認→250€の収入印紙の支払いと、1時間弱でかなりスムーズに運んでいきます。あれ?どうしたフランス?やけに手際が良い。。(・・;) 意地悪で有名な移民局の皆さん、実は優しいです。フランス語と英語どっちが良い?ってニコニコして質問してくださいました。
斜め過ぎる性格持っていてごめんなさい。と最後の待合室で申し訳ない気持ちで座ってたところ、お呼びがかかりました。「マダム・セイコ・ウッシー」。。ウッシーて。オオウチです。ローマ字表記にするとフランス人はウッシーて発音する。いやもう面白いからウッシーで通そう。
しみじみ、日本は当たり前の基準が高い!と関心する毎日です。
フランスは適当だけど、かなり面白い出来事が日々たくさん。あと、皆さん笑いの基準がとっても高いです。私は人見知りだけど、ブラックジョーク好きなので、たまりません。
また次回、人見知りバーベキューに行くの編を綴っていきたいと思います。
つづく

