やっぱり書いておこう。

「大飯原発 再稼働認めず」

昨日の第一のニュースはこれだった。
今までの、政府の原発再稼働の姿勢に待ったをかけた判決。
(関電と言っているが、結局は政府の方針・・・だと私は思う。
 そして、控訴・上告と上に行けばいくほど、政府の意向にそった判決が出る。)

すべての政党の中で自民党だけが原発NOではないという姿勢だった。

その自民党を支持した国民が多かった結果、
自民党の政策すべてにフリーハンドを与えてしまった。

自民党を支持した方の中に原発NOの方もおられるだろうが、
結果は自民党の方針に賛成してもらったということで、
政府は何とかして原発を稼働させたいという方向で動いている。

私はすべての発電方法になんらかの問題点があるにしろ、
その中で一番お金がかかり、一番危険で、一番環境破壊につながるエネルギーが原子力だと思う。

何かが起これば、その被害は計り知れず、
元に戻すのに膨大なお金と労力と時間がかかり、そして元には戻らない。

福島でそれを学んだはずの日本人ではなかったか!

FUKUSIMAの問題は天災ではなく、人災だ。

原子力が安価に思えるのは、事故が起こった後の後始末を国民の税金を使うからだ。

もっと原点に戻って考えよう。

水俣病が私たちに公害について教えてくれた。
  ≪三つの責任≫
   水俣病の責任は大きく3つあげられる。
     ◆発生責任    
        まず、発生を防止する責任があった。    
     ◆被害の拡大責任    
        発生した後、ただちに被害を最小限に食い止める責任があった。    
     ◆その救済責任    
        できるだけ迅速にかつ十分な救済をする責任が加害者にはあった。

それは香川県の豊島も同じ
     知らない方は豊島産廃問題(事件)などで調べてみて!

原子力発電に戻ると・・・・・・

原子力発電は今事故の危険性のみが独り歩きしているように思えるが、
原子力の利用そのものが持つ危険性をもっと知らなければならない。

    原子力発電からはその燃えカスとして、高レベル廃棄物=プルトニウムが必ず生み出される。
    プルトニウムは自然界には存在しない猛毒(目には見えないだけに危険を実感できない)で、
    その毒性が半分になるのに24000年かかるという物資。
    100年程度の短い人間の命から見るとほぼ永久。
    そして、厳重に管理をしなければ、爆発の危険性も存在する。
    そしてさらに、その管理方法が見つかっていない。
    そしてさらにさらに、プルトニウムは核兵器の原材料となる。


国民主権のこの国で本当に大切なことは
国民が何が大切なのかを考えるということ。
そのための知識を持つこと。

それを放棄してしまうことは、国民主権そのものを放棄することだ。

そして、民主主義社会とは少数者が大切にされる社会であるということ。