昨日 見た歌舞伎


鯉つかみは文句無く面白かった・・・


今回もチケットは当たらず・・


でも、友人からC席だけれど、キャンセル席があるけど行く?と言う。

どこで見てもせまい小屋だから・・・


直ぐにOKの返事を出してチケットを買ってもらった。


何しろ、昔、染五郎が少し好きだったので、

染五郎を見られるならどこでもいいし・・・と。


駐車場の料金を払う時に、

午後の部は面白いよと聞いていたけれど、

全くの予備知識無しで見に行った。


座席のチケットは場所によって違うが

基本的には枡や桟敷が決まっているだけで

その中では先着順に座る場所が決まる。

特に2階桟敷席は最前列と3列目では見え方が全く違う。


指定チケットがあるからと安心せずに

できるだけ早く行って並んだほうがいい場所を確保できる。


私は1時間前に行って、並んだ結果一番前の場所をゲット。

しかも一番後ろの桟敷だったので後ろは壁なので、

他の人に事を気にせずに鑑賞できた。


鈴ケ森藤娘も有名なものだったが・・

今回はなんと言っても染五郎鯉つかみが最高に面白かった・・


私の中ではベストに入る楽しさだった。


この演目は40年ぶりに演じられる狂言で

染五郎さんがぜひとも金丸座でやりたいと取り入れられた演目だそうだ。


もとは水槽の中で着ぐるみの鯉と大立ち回りで

本物の水を使っての涼を呼ぶ荒事の夏狂言だそうだが、

季節的なものもあってか今回は水は使わずに・・・

しかしながら、小屋の特性を生かした大立ち回りの狂言になっていた。


染五郎は美形だから、

美青年を演じてもサマになるし、

鯉の精と小桜姫の思い人志賀之助の二役を演じ、

とにかく、舞台いっぱいというよりは小屋いっぱい、

早替りあり、

すっぽんへの飛び込み、

宙吊り回転、宙吊り見得あり、

花道クロールで出てくるし、

ぐるっと外を走って回っての登場、

滝つぼでの鯉のぬいぐるみとの格闘と

本当に楽しませてもらった。


少し遠い席からでも

あの隈取があるからこそ分かる目と表情というのもたっぷりと味わった。

終了後にこれだけ拍手が続いた歌舞伎公演は初めてだった。

残念なことにアンコールの拍手に応えてくれなかったけれど・・・



14日の染五郎さんのブログより

こっそり拝借



遅くなりましたが、こんぴらより中継いたします

今回で2回目となる熊谷陣屋です

このお芝居は僕にとって憧れの役であり、出来なければいけない大事な役です

戦中の緊迫感、熊谷直実の苦悩、父の情、無常感さまざまな思いが義太夫狂言として深く、重く皆様に伝わるよう大事な型を父の指導の元、懸命に勤めたいと思っています

生涯勤め続けることを目標に精進していきます


そして鯉つかみと珍しい演目にも出演しています

金丸座の舞台機構を十分に活かして、出演いただいている諸先輩を始め、裏方、地元の方々、お茶子さんにも協力していただき新たに作り上げました

金丸座でしか出来ない、趣向まみれのこのお芝居を演じ切りたいと思っています


もうすぐ折り返しです

芝居が出来る喜びを感じながら、皆様のご声援をエネルギーにしてがんばります


お昼に中野うどん学校に行った染五郎より






染五郎さんて、アメブロに公式ブログを持っていたんだ~~~


来週、午前の部の熊谷陣屋を見に行くからね~