第三の人生が始まる
第一は学生時代、第二は会社員時代、そして来年は第三の独立時代に入る。来年長く勤めた会社員を卒業する。
先日、上司に卒業宣言をした所。この日までソワソワした気持ちで過ごしていた。誰にも卒業を匂わせる話はしてこなかった。だからこそ、驚きは大きかったように思う。
役職を与えてもらってから2年が経過する。肩書きが付いた所で自分の心は変わらなかったし、どちらかというと余計に卒業を意識した。
人生において残された時間はおおよそ決まっている。そして、最悪の場合は平均寿命よりも短命に終わる可能性もある。
何が起こるかは分からない。だからこそ、毎日を後悔なく過ごす。その繰り返しをしたい。
そう考えた時、会社員という働き方は自分にとって違うと判断した。
アラフォーでの決断
転職や副業の経験はなく、同じ会社で長い期間をお世話になっていた。当然、次どう動くかなんてはこれから調べていく事になる。
退職を宣言した上司の中には、次が決まっていないのにその決断は甘いとも言われた。妻や子供がいるから余計にそう感じるそうだ。
自分でも出来るなら、全てが整って生活が保証された状態で決断したかった。ただ自分には出来なかった。会社に所属してしていれば、そこに責任感を持って働いている。
副業や転職の行動を取る事は試した。毎日早起きと徹夜をして動いてみた。子供のお世話に寝かしつけ、家事をしたりと当たり前の毎日の中で自分時間を作り出してはみたが、それは単純に睡眠時間を削る事だった。
数ヶ月続けると、心も体も妻との関係もボロボロになっていた。結婚し子供が出来て家族と過ごす時間にこの上ない幸せを感じていた日々。
それが次の生活の為、自分の為と言い聞かせてがむしゃらに動いた結果、本来の幸せを蔑ろにして今を楽しめなくなっていた。
ある日、妻と話し合う時間が取れて動き始めた期間を振り返った。子供を寝かしつけてから、朝方までお互いに感じていた事を伝え合った。
結果的に家族との時間を削ってまでやるべき事はない。日々の生活での幸せを噛み締めながら生きていく、これをベースに自分達のやりたい事がやれたら良いなと一致した。
全てをリセットして本音で生きる
『お金』幸せになる為のツールであるのに、手に入れる事が目的になりつつある働き方。生きる為に我慢は必要だ。そんな事が洗脳的に刷り込まれている。
でも気付いた。いや、あの頃から気付いていた。入社して実感した未来、会社員のまま過ごす事でがどうなるか。全員ではなかったが、大半の目が死んでいる様に見えていた。
今思えば夢や希望に我慢と諦めの蓋をして、遊びや酒で発散する大人達がそこにいた。飲みに行けば、愚痴や妬みにマウント合戦。同じ会社、職場でありながら敵対視。
自分が想像した未来がここには無かった。それでも人間関係に恵まれ、尊敬出来る人や力になりたいと思える人に出会えた。それでも、心の中では自分で何かを始めたいという気持ちが芽生えていた。
独立する怖さを持ちつつ、擬似的に体験するつもりでバンジージャンプやスカイダイビング、1人海外旅行なんてのも経験した。どれも最高の経験になったが、一歩を踏み出すのは別問題だった。
そうこうしている中で、コロナや結婚、子供の誕生、幸せな事だが環境を言い訳に自分自身も夢や希望に蓋をしてしまっていた。
自分の場合は蓋を閉め切れていなかったようで、何度も中身が溢れそうになっては閉め直す事を繰り返していた。
そして先日、そんな自分に妻から一言伝えられた。『好きに生きてみたら』心に衝動が走った。心がゾクゾクして何かが弾けた。
『ありがとう』妻の一言は枯れかけていた心をあっという間に潤してくれた。ずっとずっとそうさせてあげたかった。自分であげるべきだったけど、家族との事も同じくらい大切だった。
だから、いつかな必ずという気持ちだけは消えなかった。1番身近な心強い家族の一言は、自分の決意を強固なものと変えてくれた。
こうして会社への卒業宣言へと至った。今すごくスッキリしている。10数年間望んでいたんだと実感した。もう後戻りはない。突き進むのみ。
まずは専業主夫を楽しんでみよ!