キイロカブラガイです。
この貝には思い出があります。
台風通過後に名護の海岸をうろうろしていると、同業者(貝収集)が話しかけてこられました。打ち上っているソフトコーラルの中にキイロカブラガイがあるよと教えてもらいました。そもそも幅30cm位のソフトコーラルが海岸に打ち上っていること自体凄いことです。
ただ、打ち上ったばかりでソフトと冠していても手では歯がたちません。そのまま置いて帰りました。
数か月後の暑い日にその時の話をふと思い出し、林にあったソフトコーラルを見てみると乾燥してボロボロとなっていました。崩した中にこの標本がありました。
殻は薄く手で握りつぶせそうです。
名前のとおり、黄色いカブに似ています。
その生息方法では打ち上げでは手に入りそうにない種です。
教えて頂いた方に感謝します。
水管側からみると玉ねぎにも見えます(笑)
右側の標本が内くちびるが発達し良かったのですが、図鑑に載っているイメージが合う左の標本を紹介に使用しました。



