未熟な青リンゴは
一瞬 真っ赤に色づいたものの
ただその木に 垂れたまま
誰に食されることもなく
枯れかけて
無念な想いや 悲痛の叫びが
その実に 宿り
いつしか
腐れることもなく
毒リンゴ
と化してしまった
もう 誰の手にも 触れられることはなく
赤が黒く変化してしまった今
あまりの不気味さに
かえって 忌み嫌われるようになった
そんな毒リンゴに手を伸ばした青年がいた
彼は木のまわりに落ちてしまったリンゴには見向きもせず
おどろしい色をしたそれを不思議におもい
優しく繊細にもぎ取った
毒リンゴは見向きもされなかったはずなのに
その彼の行動に ビックリして
いままでにないほど
情熱的で光を帯びた
赤色になって、こう呟いた
「どうぞ あなたの喉が
渇ききっているのなら
このわたしを 食べて
あなたの渇きを癒してください」
と…
一瞬 真っ赤に色づいたものの
ただその木に 垂れたまま
誰に食されることもなく
枯れかけて
無念な想いや 悲痛の叫びが
その実に 宿り
いつしか
腐れることもなく
毒リンゴ
と化してしまった
もう 誰の手にも 触れられることはなく
赤が黒く変化してしまった今
あまりの不気味さに
かえって 忌み嫌われるようになった
そんな毒リンゴに手を伸ばした青年がいた
彼は木のまわりに落ちてしまったリンゴには見向きもせず
おどろしい色をしたそれを不思議におもい
優しく繊細にもぎ取った
毒リンゴは見向きもされなかったはずなのに
その彼の行動に ビックリして
いままでにないほど
情熱的で光を帯びた
赤色になって、こう呟いた
「どうぞ あなたの喉が
渇ききっているのなら
このわたしを 食べて
あなたの渇きを癒してください」
と…