仕事帰りに道端で倒れている人に遭遇 | 双極性障害2型 さーの日常

双極性障害2型 さーの日常

2012年夏うつで1ヶ月休職。診断名が双極性障害へ。
私の強い希望で急ぎ過ぎた復職は失敗。寛解期もありましたが、波あり谷あり。2016年間7月うつ再発の為、急遽退職。
現在は工場での派遣社員で。
病気の事、仕事の事、愛犬チワワのリリーのことなど気ままに書いています。

こんばんはニコニコ


今日の仕事の帰り道、もうすぐで自宅に着こうかという所らへんの車運転中、道端に男性が倒れているのを発見。近くに女性が2人いました。


慌てて車を止めて、駆け寄りました。

男性は仰向けに倒れ、目を見開き痙攣を起こしているようでした。

女性に救急車を呼びましたか!?と聞くと、呼んでいない。お知り合いですか!?違うと言う。


私と同じく駆けつけた男性に救急車を呼んでくださいと頼み、私は110番しました。


目の前の男性が呼びかけにも反応しないので、とても怖くて、焦っていましたが、何とか要件を伝えました。


その頃には何人もひとが集まって来ていました。

私は必死に男性に声をかけ続けました。

「お名前言えますか?」「分かりますか?」

「しっかりしてください!!」

「救急車来ますから、頑張って!!」

呼吸が苦しそうで、痙攣しているし目を見開いて、意識はハッキリしていません。

呼びかけに反応なし。

万が一の事が頭をよぎりました。


何をすれば良いか分からなかったけど、着衣を緩めて少しでも楽になるようにと願いました。

手を握り、腕や胸元をさすり続けました。


しばらくして警察の方がバイクで到着。

状況を聞いていました。

「救急車がまだ来ないんです!!」


救急車の到着が遅いので、次第に周りに集まった人たちも、苛立ち始めました。


警察の方がどこかに連絡を取り、救急通報がうまく伝わっていなかった、今から向かうガーンと。


既に20分は経っていました。


男性は時折り苦しそうに表情を歪めます。

男性の荷物の中から財布、財布の中に免許証を発見。お名前を呼び続けました。


一緒に声を掛けてくれていた女性が、脈をみて「脈は正常だと思う」と言われ、少しホッとする。 

(後で聞いた、この女性は介護職らしい)


冷たい道路に仰向けに寝たままなのに、握った手がずっと暖かくて、救いでした。


次第に意識を取り戻したのか、、呼びかけに反応が!!

「大丈夫ですか!?どこか痛みますか!?」

「救急車が来るから、遅くてごめんね、もうちょっと待ってね」「頑張ってください」


それらにうんとうなづいてくれた。


握った手をもう一度握り「手、動かせますか⁈」

動く。足も動かしてと言うと動かしてくれる。

あぁ、大丈夫そう。


何度も呼び続けたお名前、読み間違っていたようで、「ふけ…」と呟いた。

「あ、あ〜❗️ふけさんとお読みするんですか!?ふけさんね!ふけさん、頑張ってください!!」



何度か嘔吐しそうになり、動かしたらダメと知っていたけど、一緒に声を掛けてくれた人と、横向きにしよう。

嘔吐はしなかったけど、咳き込む。

「この方がラク!?」うんとうなづく。


ようやく救急車が到着。


涙が出そうになった。

あ〜ホッとした。(到着遅すぎ)


救急車を見送り、警察の方に事情などを説明して帰宅しました。


この間40分程でしょうか。

必死でした。

知らない人たちと協力して、どうにか救急車を呼び病院に向かうのを見届けただけです。


免許証から、年齢67歳隣の市に住む男性。


自転車を押して歩いていた所、段々ふらつき、バタンと倒れたと目撃者が警察に話しているのが途中で聞こえました。


私は素人ですが、この方は発見時より救急車に乗り込む頃の方が意識がしっかりしていて、呼びかけに反応も良くなってきていたので、病院で治療を受けて、きっとご無事だと思います。





これが災害で、倒れている人が大勢いたら…

目に見えるケガなどがあったら…

状態がどんどん悪くなっていったら…


今はそんなことを考えています。



私は20代の頃病院に勤めていたので、病人怪我人を多少見なれています。

声を掛け続けるしか出来ない自分が歯痒かった。

病院にいた時はすぐに看護師さんやドクターを呼べて、指示に従う事が出来たけど、

街中でこんな場面に遭遇した時、自分の取る行動は何が最善なのか、考えておかないといけないと思いました。