小学3年の頃。
スケート教室で激しく転倒し、リンクに後頭部を強打して意識がなくなり入院していていた時期がありました。
幸い脳に影響はなく、頸椎捻挫(むちうち)との診断があり、治療後は特に影響なく過ごしていた筈でした。
それが、中学、高校時代あたりから突然、起き上がれなくなるほど影響が出るようになったのです。
何が切っ掛けだったのかは、よくわかりませんが。
毎日激しい頭痛と首の痛みに苛まれ、それの影響で目を開けている事も辛く、そして痛みの限界を越えると嘔吐を繰り返すようになりました。
市販の鎮痛剤は効かず、休もうとしても首の角度が辛くて、どんな枕も合わずに体を横にしていることもできず。
時にはソファの背もたれの「上」でまるで猫のようになっていることもありました。
首の角度が前傾または反らせて70度くらい?が丁度良かったのですよね……(笑)
何度医者にかかっても、「酷い肩凝り首こりで首が鋼鉄のようになっている」だとか「首の靭帯が伸びきっていて頭を支えられなくなっている」だとか、どうにも曖昧な診断にしかならず、長年苦しみ、暫定的な緩和策として編み出したのは額、顎、首、肩に湿布を貼り、ロキソニンとチザニジン(テルネリン※肩凝り等に処方される筋弛緩剤)を飲む事。
状態が一番酷くなるのは、エアコンの冷房を使わなくてはならない、夏場。
丁度今の季節が一番辛いです。
首が冷えると上記の対策をしても激痛に。
さて、そんな謎の頭痛、首痛にある病名を挙げた医師がいました。
「脳脊髄液減少症の疑いがあるので国立病院を紹介します」
とのこと。
■脳脊髄液減少症、以下リンク参照
子供の頃の、後頭部強打が今になって(笑)
脳の髄液が漏れているのだとかなんだとか、そんな話なのですが…
MRIもMRAも撮りましたが、結論からすると「脳脊髄液減少症、疑い」
決定的な診断にはなりませんでした。
紹介されて、診てくださった医者曰く。
うっすらとその気配はあるものの、ブラッドパッチという治療法はリスクが高く、逆に症状が悪化する可能性もあるために、少しその気配がみられる程度では確定診断はできない、とのこと。
そしてブラッドパッチ療法が行える病院もかなり少なく、県内に治療できる病院がない、さらに医療費負担が十割であることから「今のところ他に何もできることはないので、特に薬も通院も必要ありません」と(笑)
こんなに辛いのに、不本意ぃいいい……(泣)
余談ですが、ブラッドパッチというのは、漏れた脳の髄液を、自身の血を注射して補う方法なのですけれど。
多くても少なくても駄目らしく、実際私に病院を紹介してくださった内科の先生も、ご自身の体で失敗して別の病院で治療をし直し、と難しいもののようです。
ということで…毎年の事ですが、現在も激痛と格闘しております。
このままずっと、この苦痛を耐えて生きていかなくてはならないのかと思うと…
辛すぎて生きているのも嫌になるものです。
痛すぎて疲れた……