それでは昨日の続きに行ってみましょう!
2way(ツーウェイ)と3way(スリーウェイ)にて基本構成のお話をしましたが、『結局のところはどっちが良いの?』の部分には触れておりませんでしたので、2way(ツーウェイ)システムと3way(スリーウェイ)システムそれぞれのメリットとデメリットについてお話ししたいと思います!
と言うことで、今回は2way(ツーウェイ)システムについてです。
まずこちらは昨日も例として取り上げたFOCAL(フォーカル) K2 POWERシリーズのスピーカーシステム。
16cm(6インチ)スピーカーと、2.5cm(1インチ)ツイーター、帯域分割用のパッシブネットワークの組み合わせです。
続いてのこちらは、BMW専用スピーカーシステム。
7月にBMW高音質パッケージ・キャンペーンとしてご案内させていただいた製品で、大変好評だったので今では定番となっているAudioPark(オーディオパーク)のスピーカーシステムです。
ユニットは10cm(4インチ)スピーカーと、2.5cm(1インチ)ツイーター、帯域分割用のパッシブネットワークの組み合わせです。
FOCAL(フォーカル)とスピーカーユニットの口径が異なりますが、片側2本のスピーカーで構成されているのでこちらも2way(ツーウェイ)スピーカーシステムになります。
では、これら2way(ツーウェイ)スピーカーシステムのメリットとはどんなことでしょうか?
お客様目線、お店目線など様々な着眼点があるとは思いますが、わかり易くするためにお客様が直接得られるメリットを上げてみたいと思います!
1)純正スピーカー位置で交換、インストールすることができる。
2)ほぼすべてのメーカーで製品化されているので、選択肢が豊富である。
3)同グレード比較の場合に導入コスト(製品代金・インストール代金)が安い。
4)車両のスピーカーサイズに合わせて、同サイズ(口径)のものを導入できる。
5)一部の製品を除き、必要に応じて3way(スリーウェイ)へシステムアップが可能。
6)取り付け時の加工が最小限(もしくは無し)、車内の外観は純正そのまま。
7)既存オーディオの形態(ナビ、オーディオ)問わず導入できる。
ざっとこんな感じかと思います!
逆にデメリットに当てはまる要素はと言うと、
1)3way(スリーウェイ)と比較して、情報量が少なく再現性が乏しい。(例外有り)
2)高品位な製品では、3way(スリーウェイ)の価格を超えてしまうことがある。
3)一つのユニットが受け持つ帯域が広いため、音楽ジャンルによって聴こえ方が大きく異なる。
と、こんな感じかと思います。
当然ながらメリットよりデメリットの方が少ないわけですが、対象としているものが3way(スリーウェイ)スピーカーシステムである以上、構成部品数によって生じる価格的な差の部分は比較対象にする必要がないのかもしれませんので、比較検討材料としてご覧になる場合には省いていただいた方が良いかもしれません。
また、あくまでも付属のパッシブネットワークを用いて接続した場合を想定して羅列しているので、各スピーカーに独立したアンプ出力を割り当てる(マルチチャンネル接続)場合や、DSP(デジタルサウンドプロセッサー)などを用いてサウンドチューニングを施す場合などには当てはまらない(当てはまり難い)ことなどもありますので、これらが不変のものと言うことではないことを予めご理解いただければと思います。
と言うことで、本日は2way(ツーウェイ)スピーカーシステムのメリットとデメリットについてでした。
もしも後日「あっ!忘れてた!」って感じで思い出すことがあれば、加筆するかもしれません・・・(笑)

