フルデジタルシステムについて その1 | クァンタムの「車内快適空間創造計画!」

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ここ最近、非常にお問い合わせやご相談の多い Clarion Full Digital Sound (クラリオン フルデジタルサウンド)について、少しご説明をしておこうと思います!

 

お客様方とお話していて気が付いた「意外と知られていない諸々のこと」を数回に分けてご案内したいと思います。

気になってるけど良く解らない・・・とお悩みの方、ぜひともご参考になさってみてください。

 

 

 

 

① Clarion Full Digital Sound (クラリオン フルデジタルサウンド)とは?

 

CDやDAPなどのデジタル音源から音の出口にあたるスピーカーまで、全ての音楽信号をデジタル伝送することにより、高音質で原音に忠実なサウンドを実現することができる製品です。

 

 

② フルデジタル伝送のメリットは?

 

従来のオーディオシステムのようにシステムの途中からアナログ信号に置き換えられることがないため、ノイズの影響を受けることのないシステムが構築できます。

その結果、クリアで正確な再生が可能になります。

 

また、電力消費の大きなパワーアンプ部を持たないため、従来のアナログオーディオシステムの1/5以下という低消費電力にてご使用いただけます。

ハイブリッドやPHVなどの電力を用いて走行する車両に優しい設計です。

 

 

③ このシステムの装着上、使用上のメリットは?

 

システムの要となるDSP(デジタルサウンドプロセッサー)とコントロール部のコマンダーは、どちらも非常にコンパクトに作られているため、装着車両を選ぶことなく柔軟なインストールが可能です。

 

DSP(デジタルサウンドプロセッサー)への入力は、アナログのハイレベル(純正オーディオなど)、アナログのローレベル(市販ナビなど)、S/P DIF(各種デジタル出力機器)、USB(スマートフォンやPCなど)と言った、入力端子を全て備えているので、接続機器やお手持ちのオーディオシステム問わずご利用いただくことができます。

 

DSP(デジタルサウンドプロセッサー)からの出力は、FDS専用スピーカーに対してデジタル信号の伝送にて行われるものが基本形となりますが、既にパワードサブウーファーなどをお使いの方も無駄なく流用することを可能とするローレベル出力(RCA ステレオ)も備えています。

 

また、それらFDS以外のパワーアンプを接続するローレベル出力(RCA ステレオ)に関しても、DSP(デジタルサウンドプロセッサー)にて各種パラメーター設定を行うことが可能なため、他社製パワーアンプ+スピーカーの組み合わせも可能になります。

 

 

④ このシステムの装着上、使用上のデメリットは?

 

前述のようにローレベル出力はステレオ分しか備えていないため、既存システムを全て活かしながらFDSをお使いいただくことが困難です。
アナログ出力の下流に別のDSPなどを備えればアナログシステムだけでマルチチャンネルシステムの構築も理論上可能になりますが、そのような使い方をした場合にはフルデジタル伝送のメリットは得られない結果となります。

 

従いまして、このFDSをお使いになる場合には、既存のアナログパワーアンプや通常のスピーカーを入れ替えることが前提条件になります。

 

また、フルデジタル伝送のみで完結させる場合には、現時点でフロント2way(ツイーター&ミッドバス)+1組のミッドバス(使い方は自由)+サブウーファー2本が最大のシステム構成となります。

システム結線図に関してはこちらのページをご参照ください

 

 

 

基本的な考え方は以上の様になります!

 

「なんだか良く解らない」と思われている方のほとんどが「既存システムに追加するだけで使える」と思われているようですが、残念ながらそのようなイレギュラーな使い方はFDSの基本ベースにはございません。

 

あくまでも「既存プレイヤーを活かすことができる入れ替わりシステム」となりますので、予めご承知おきいただければ幸いです。

 

 

実際のユニットサイズや操作性のご確認は、店頭展示機にてお気軽にご確認ください。

また、フルデジタルサウンドの試聴も店頭展示機にて随時可能ですので、お気軽にご来店ください!