ではでは本日も"車内静音・デッドニングの基本"シリーズを進めていきたいと思います!
今日までにボンネットフード、車内フロアーとご案内してきましたが、続編はルーフパネルについてです。
雨天時の雨の影響を受けやすく、更には走行時の風切り音を最も多く発生させてしまう原因にあたるルーフへの処理についてご説明いたします。
サンルーフの有無などの差はございますが、車両の中で最も平面度が高く、且つ一番ン大きな面積を占める部分がルーフです。
雨天時の雨音や走行時の風切り音、更には平面であるからこそ受け易い輻射振動など、非常に影響を受け易いルーフ部分にも拘らず、結構な高級車であっても実は対策すら行われていないのが実情です。
「まさか~?」って思っていらっしゃると思いますが、試しに軽く「コンコン」と指先で叩いてみてください。
サンルーフ付きの車種はそれほどでもないと思いますが、サンルーフ無しの車種であればかなりなレベルで響くはずです。
次に車内に乗り込み、ドアや窓が閉まっている状態でご家族の方などに同じように叩いてもらって確認してみましょう。
車外で叩くよりも響きが大きく、更には響く面積も広がっていることが確認できると思います。
そんなこんなの劣悪なルーフに対しては、まずは定番の「制振」処理をキッチリ施します。
その上で、画像のように吸音材を重ね貼りすることでルーフとルーフライナー(内張り)の隙間を塞ぎ、空間の反響と面反射による不要共振を抑制します。
昨日ご案内したフロアーへの施工の次に効果が絶大なポイントになるため、施工後の体感度も含めて効果は絶大です。
雨音はもちろん、高速道路走行時にはあまりにも静かになった車内空間に驚かれるのではないでしょうか。
ルーフへの施工は車内空間を静かにすることはもちろんのこと、音楽再生時の不要共振を抑制することでクリアーで解像感の高い再現が可能になります。
また、これからの時期にはうってつけの「断熱」効果も大いに得られるポイントです。
フロアー施工でも道路や駐車場のアスファルトからの輻射熱を低減する効果は得られますが、「断熱」にポイントを絞った場合には車両のどの部分よりも効果を発揮しますのでそう言った面でも非常にお薦めです。
特にミニバンやワゴン、ワンボックスなどの広いルーフサイズを持つ車種には必須といってもいい制振ポイントです。
予想されている非常に暑い夏が訪れる前に、ぜひとも前向きにご検討いただければと思います。
なお、全面グラスルーフの車両に対しては同様の施工は行えませんが、そのような車種の場合にはUVカットフィルムにて同様の効果を得ることが可能です。
UVカットフィルムはフロントガラスや、フロントドアのサイドガラスにも施工可能です。
こちらも最も需要の高くなる夏が訪れる前にご相談、ご依頼いただければと思います。
と言うことで、車内空間をいろいろな意味で快適にするルーフパネルへの静音施工。
ぜひともお気軽にご相談くださいね~♪