先日、夕方ごろに家の近くの薬局で買い物を済ませて、
そのとき、ふたりのこんな会話が聞こえてきたんです。
「おフランス、っていうのも、いいよねぇ。パリとか。」
「うん、いいよね。オーストラリアとかもいいなぁ。」
「あ、いいね、オーストラリア。いいなぁ、行きたいなぁ。」
西の空に沈んだ夕日の光が、まだ少し空をオレンジに染めていて、
そして、彼女たちの何気ない会話は、この先、
空に、世界に、ふわっと蒔かれた彼女たちの純真。
「それ、叶うよ。楽しみにしててね。」
と言ってあげたいような気持ちに駆られながら、あぁ、なんだかいい瞬間にすれ違ったものだなぁ、と感じた、
毎日、毎秒、色を変える空が、ほんとうに好き。