さだちかのフォトアルバム -4ページ目

HelmutNewton

コロナ騒ぎの中映画を見に行きました。

『ヘルムート・ニュートンと12人の女たち』という、

2004年1月ロスアンジェルスで交通事故死した写真家のドキュメンタリー映画です。

エレベータードアの写真は、イザベラ・ロッシーニとデヴィッド・リンチです。

歌手・グレーシー・ジョーンズと俳優・ドルフ・ラングレンです。

発表当時のインパクトは強烈で今でも印象に残っています。

映像に残っている顔を見るとかなりの酒好きに思えます。

キャデラックを片手運転する姿は当時のアメリカンドリームを手に入れた階級そのものです。

事故現場に石碑が作られていたり、

彼の財団が有ったり一写真家としては特別な存在です。

 

一般的に人気の出る映画ではないので、

今の時期上映されていたら見に行ってください、

私が見た時も観客は6~7人でした。

過密というより過疎です。

 

 

 

 

地下鉄ホーム

久しぶりの地下鉄です。

ホームドア設置工事中でした。

何となく違和感?

向こう側のホームに止まる電車も今までと違った印象です。

こちら側の電車が入って来ると、

開きっぱなしのドアのせいか今まで以上に危険な感じがしました。

 

 

 

夕方の空

夕方窓ガラス越しに空を見ると三日月くらいの月のそばに星が二つ輝いていました。

金星にしては少し暗い? 

取り合えずベランダに出て写真を撮ってみました。

寒い!

二つ写っています。

それにしても今日の月の影の部分はなぜか明るい!

ちょうど夕焼けだったので少し広めにパチリ!

後でネットで調べたら月のそばの星は木星と土星のようです、

明け方には、金星と火星も見えていたようです。

悠久の時を刻む宇宙も結構慌ただしく動いているのを実感してしまいました。

浅草機動捜査隊『相勤者』

鳴海章さんの警察小説・浅草機動捜査隊シリーズ『相勤者』が実業之日本社より発売されています。

冒頭、『一番星ブルース』を銭湯の湯船で唄っているのは、入れ墨を入れたヤクザ赤木慧一郎です。

私たちの年代では日活の人気若手俳優でデビューして間もなく撮影所でのゴーカート事故で死亡した赤木圭一郎を思い出してしまいます。

小説の中での慧一郎狂言回しを担い最後まで重要な役割を果たします。

私の親しい知人にも何人か総柄模様の人がいますが親近感を覚えてしまいました。

この著作で鳴海さんの文体というか表現の仕方が今までの浅草機動捜査隊と少し変わったような気がします。

個人的な体験によるものなのか意識的な変化なのか分かりませんが、

今後の期待が大きくなります。

もしかしたらこの11作目でシリーズ終了の予感もします、

今までとはほんのチョット違う雰囲気を味わってください。

 

画鬼と娘

池寒魚さんの小説『画鬼と娘』が集英社文庫から発売されています。

江戸末期から明治という時代の大変革期に絵を描き続けた親子たちの物語です。

作中フェロノサや岡倉天心も登場しますが、大分こき下ろされています。

この辺りも関心のある人には面白いかもしれません。

今年の夏、雨もよいの蒸し暑い日に上野辺りをカメラを持ってうろうろしていました。

人気の無い門に何やら見えていますが、高鍋暁斎の執念か?

京成電鉄、旧博物館動物園駅にぶら下がっていたのは・・・!

芸大所有の由一の絵から抜け出た鮭か?

今になって思えば、小説家・池寒魚さんと集英社の担当者の執念を感じてしまいます。

この時代の絵画界と登場画家に興味のある方は是非お読みください。