さだちかのフォトアルバム
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竣介ノ線

鳴海章さん久しぶりの本が集英社文庫より発刊されました。

実在の画家・松本俊介の少年期より死去までが語られています。

松本俊介自画像

音を失った少年が絵に出会い、絵とそれを取り巻く人々の成長と変遷を、

特にドラマチックに盛り上げるでもなく淡々と表現していきます。

画家が絵に向かう姿勢・インスピレーション・テクニックなどをちりばめ、

昭和の画壇の雰囲気も感じられる、地味ですが心に残る一冊です。

 

中村哲の挑戦

2019年にアフガニスタンで凶弾に倒れた中村哲さんの展示会です。

江東区の竹中工務店東京本店1階の展示スペースで開催しています。

医療活動に留まらず、

ハンセン病患者のための履物とハンセン病患者の働き口を得るための工房を立ち上げます。

遂には農作物を得るための灌漑事業にまで取り組みました。

人は必ず死ぬ。当然だが、生命体として避けられぬ掟である。

いかに多くの所有を誇ろうと、いかに名声を得ようと、

それをあの世に持ち去ることはできない。

その時、我々の生きた軌跡が何かの暖かさを残して、

人としての温もりと真実を伝えることの方が大切なのだ。

中村哲著『ダラエ・ヌールへの道』より

信念と行動力の人だったと今更ながら思い知りました。

その意思を繋ぐ人達がいることと、

このスペースを色々な展示に貸し出している、公益財団法人・竹中育英会の活動が続くことを期待しています。

 

皆既月食

16:54 今日の月は出た時からオレンジ色でした。

18:55 月蝕が始まる前にはいつもの色になってました。

20:03 こうなると怪奇月食!

    左下のちょっと明るめのゴミに見えるのが天王星?

不可触領域

鳴海章さんの最新作紹介ですが、

UPするまでにかなりの時間を要しているので発売されてから既にふた月が経っています。

ジャンルとしては近未来SFです。

 

大きなテーマはウィルス・海面上昇・地殻変動・遺伝子改造・改造人間・AI(既に鳴海作品で登場しているアイコ)

などですが過去の鳴海作品登場人物も何人か現れます。

一つ一つの素材が長編小説になる重さで、これら別々のテーマで他の作家の小説はかなりの数に上るでしょう。

読み進める途中で、過去に読んだ宇宙と人間の意識が融合する小説や、

映画『2001年宇宙の旅』のコンピューター『ハル』を思い出したり…。

もっと前の映画『渚にて』や近年のワイヤーアクション映画に意識が飛んだり、

集中して読書する雰囲気ではなくなってしまいました。

 

読み終わってしばらくしても消化不良です。

皆さんも是非読んでみて、感想をお聞かせください!

力作であることは間違いありません。

 

 

 

 

 

 

 

 

濃霧

先日早朝水の上にいた時濃霧でした。

夢の島マリーナの前で視界300m位でした。

荒川河口ではもうちょっと濃かったようです。

午後になると気温が上がり霧が晴れましたが、気温は上がりすぎでした。

 

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