「キッチン常夜灯」の続編
前作の主人公みもざの同期のつぐみが今回の主人公。
つぐみは本社勤務で、店舗の店長のみもざとは仕事内容が違っても、それぞれの仕事の大変さがあるなと感じる。
今作も美味しそうな料理がたくさん出てきて、どれも食べたい😋
行き場のない人たちを掬い取ってくれているみたい な店であるキッチン常夜灯の雰囲気にホッとし、疲れた心を癒してもらえそう
仕事でも私生活でも悩みを抱えていたつぐみが、キッチン常夜灯を通して、徐々に立ち直り、状況が良い方に向かっていく様子に励まされる
今回はソムリエの堤さんの新たな一面を知り、ちょっとビックリ
シリーズ化して欲しい作品だと思う
~心に残った言葉~
「結局はさ、呪いは自分で解くしかない。自分でしか、解けない」
私は他人から羨まれたいと思っている。いつも主役でいたい。だからこそ何かにつまずくたび、思い描いた通りに物事が進まなくなるたび、こんなにも焦り、腹を立ててしまう。
「結局、自分で考え続けないと、何も見えてこないということだと思います。当てもなくさまよっているつもりでも、いつの間にかどこかを目指している」
迷う。世の中は自分だけじゃない。相手がいるから難しい。相手の考えがわからないからうまくいかない。これでいいのかと迷うのだ。