「できないことは、できません。やりたくないことも、やりません」

他人に感情移入できない三葉雨音は、それを長所と見込まれ、お年寄りの病院送迎やお見舞い代行の「しごと」をはじめる。様々な依頼人と関わるうち、空気を読まない三葉だが、行動に変化がみられていく…





察して行動するという事はしないと明言する三葉。



本当は三葉のように、正直でありたいと思っていても、なかなか難しく出来ないのが実情で。



自分が出来ない事を軽々とやってるように見える三葉が羨ましく、反発を感じることも。

「ただ楽をしたいだけ」と言われてしまう三葉。



だからといって三葉に心がない訳ではない。ただ、それが必ずしも相手が好むような心ではないだけ。

こうだと決めつけたくない、正しくありたいとする気持ちの表れかもしれない。



終盤の姉の言葉は、言葉のキツさにちょっとドキっとするけど、全然意外という感じはなく、ほとんどの人が同じような思いを抱えながら生きているだろうなと共感を覚える。



ほたるいしマジカルランドが出てきて、何気に嬉しかった照れ



三葉が実際に身近にいたら、ちょっと面倒くさそう、しんどいかもという気になるかもしれないが。



不器用でも自分の心に正直であろうとする三葉の在り方に、自分らしさを貫く大変さを感じながらも、羨ましくもある(*´艸`*)

三葉には、そのまま自分らしさを貫いていって欲しいかもと思うニコニコ





〜心に残った言葉〜


必要以上の感傷は人生の荷物になる


わたしにも、あたりまえに心がある。ただそれが吉沢さんが好むような心ではないだけだ。


 他人の気持ちを考えなさい、と母にいつも言われてきた。わたしにはそれがおそろしいことのように思えてならなかった。「このような場合、通常こう考えるはずである」にあてはまらない人間だって、多くいるはずだから。

 一度わかった気になると、それ以上のことをわかろうとしなくなる。だから相手がどうしてほしいとか、どう思っているかとか、決めつけるのは嫌だ。