銀座の文房具店「四宝堂」は、知る人ぞ知る名店。店主を務めるのは、どこかミステリアスな青年・宝田硯(けん)。硯のもとには、今日も様々な悩みを抱えたお客が訪れる...

5つの話の短編集

 

 

 

文房具がメインとなっていて、文具好きにはたまらない(*^_^*)

 

大きな雑貨店でたくさんの種類の文具を見るのも楽しいけど、この四宝堂のように、こだわりの文具を揃えた、老舗の店も魅力的でいいなと思うニコニコ

 

 

撫子色、青藤色といった、和で表現される色は、カタカナや通常の表記のものに比べて、何だか雅で趣深く感じる(*´艸`*)

 

モンブランの万年筆やファイロファックスのシステム手帳といったワードにトキメクおねがい

 

コクヨのB5サイズのキャンパスノートは学生が思い浮かぶし。

 

ロディアの12番のメモ帳を使いたくなる照れ

 

 

各話の主人公達は、それぞれ、相手に伝えたい思いがありながらも伝えられずにいて。

 

手紙の書き方といったマニュアルに基づいて、したためるのもいいけど、型にはまった言葉よりも、たとえ拙くても自分の心の底から湧き上がった思いをそのまま乗せた言葉の方が、より直接に伝わり、相手の心に届くのかもしれないと思えた。

 

 

硯と幼なじみの良子との進展も気になるところ🤭

 

 

四宝堂で文具を見繕ってもらって、2階の机を借りて、色々書き物をしたくなってくるニコニコ

 

 


~心に残った言葉~

 

『誰かが見ているとか見ていないとかの問題じゃあないの。常に自分を客観的に見張っている〝もうひとりの自分〟を心の中に作りなさい。何と言っても、自分を騙すことはできないのだから』

 

「始まりがあるということは、終わりがあるということです。けれども、終わりがあるからこそ、新しいことが始められる訳です」

 

「どんなことでも人生において遅いことなどないと思います」