本の感想は コチラ
他に、心に残った言葉を
別途に記したフレーズ集
(自分の記録用)
「人を赦すって苦行だからねえ。簡単にできることではない」
「心の底ではわかってた。あいつは、自分の描いた未来さ進んだだけだって。捨てられたように感じたのは、俺の受け取り方の問題。俺のひがみが、事実をねじ曲げた」
昨日からのつづきでも、明日へのつづきでもなく、まっさらな今日。さらに突き詰めると、〝今〟という瞬間。
「誰もが誰かを助けちゅう。誰もが誰かによって救われちゅう。おかげさまに気づいて、ありがたいと思えるその気持ちが、生きていくためには大事やし、きっと正しい」
「会話がなかったのは、私自身がお父さんやあんたら息子達と話をしようとしなかったせいだな」
「私は星家の人間として生きてく上での不満や不安を、お父さんにもあんたら息子にも一度もぶつけなかった。〝どうせ無理だ〟〝どうせわかっちゃくれねえ〟って勝手にあきらめてた。同じように、お父さんやあんたらの話も聞こうとしてこなかった」
「私らはたくさん間違ってきた。でも、おかげさまでまだ生きてる。私らはこれからまだこの世で、やりたいことをやれんのよ。それがうまくいってもいかねぐでも、絶対にやるの」
「生きちゅうかぎり、人は変わる。他人も変わる。諸行無常」
たとえ今、仏様のような考え方や行動ができない人だとしても、心根には種がちゃんとあるーそう信じて彼らを受け入れることで、俺は今日を迎えられたのだと、仁心は気づく。