エピローグ
10年後・・・
拓也「よう!楓!!」
楓「おう!!」
「久しぶりだな。」
「つーか、楓かなり老けたな。」
「所帯じみてるぞ。」
「大きなお世話だ!!」
「お前こそフラフラしてないで早く結婚しろよ!!」
「いーんだよ!!」
「俺は自由に行きるんだ。」
「これでも結構充実した毎日送ってるんだぜ。」
「そりゃー良かったね。」
「この間なんて一流企業のOLとのコンパだろ。」
「その前は看護婦コンパ。」
「その前はレースクイーンだ。」
「にゃは。」
「にゃは。じゃねーよ!!」
「何処が充実した毎日なんだよ!!」
「ただの合コン三昧なだけだろ!!」
「冗談だよ。」
「今年からは会社の大きなプロジェクトのリーダーに任されてな。」
「今は恋愛どころじゃねーな。」
「休みだって殆んどねーよ。」
「今日だけはどうしても休みくれって頼んでようやく休めたぐらいだ。」
「なんてったって一護の10回忌だからな・・・」
「あー・・・」
「あれからもう10年か・・・」
時は少し流れる・・・
拓也「しかし、皆に会うのも久しぶりだな。」
楓「そうだな。」
「皆がどうなってんのか楽しみだな。」
「ところで、玲奈ちゃんとはアレっきりか!?」
「あーアレ以来あってない。」
「ホントは連れて行きたかったんだろ!?」
「まーな。」
「でも、結局、玲奈より仕事を取っちまった。」
「これからどうなるかどうかも解らない土地に連れて行く訳には行かないからな。」
「アメリカだもんな。」
「そう簡単に一緒に行けるところじゃねーしな。」
「あれから3年か・・・」
「帰って来たら迎えに行くつもりだったんだが、時間に余裕がなくてな。」
「今回のプロジェクトが終わったらプロポーズでもしようかと思ってるんだけど・・・」
「た、拓也・・・」
「3年って短いようで長いな。」
「もし、過去に戻れるなら絶対に玲奈を連れて行ったよ。」
「プロポーズするって言っても人様の嫁には出来ないもんな!!」
「・・・」
「あー!!何やってんだろうな俺!!」
そして、また時は流れる・・・
葵「早くこっちにおいで。」
「そんなところにいてると危ないわよ。」
「さー早く。」
「一護、早くこっちにおいで。」
一護「は~い。」
拓也「一護も大きくなったな。」
楓「あ、あー・・・」
「しかし、ホント一護に似てるな。」
「本当にお前等の子供か!?」
「失礼な事言うなよ!!」
「俺と葵の子供だよ!!」
「じょ、冗談だよ!!」
「一護みたいに、やさしい男の子に育って欲しいと願って付けたんだよ!!」
「しかし、コイツ無邪気に笑うだろ。」
「なんだか本当に一護が笑ってるみたいだな。」
「そうだろ!?」
「コイツの笑顔を見ると一護を思い出すよ。」
「だからコイツが笑顔を絶やさないように俺等が守って行くんだ。」
「天国で一護も笑ってるよ。」
「笑ってるかなー。」
「あー笑ってるさ。」
薫「こらぁー!!」
「また女のケツばっかり追っかけて!!」
結人「ひえー!!」
「見てねーって!!」
「嘘付くなー!!」
「ご、ゴメン!!」
「俺が悪かった!!」
楓「ぎゃははは!!」
「あいつ等、昔のまんまだな。」
拓也「そうだな。」
「ホント皆と一緒にいると、また昔に戻りたいと思うよ。」
「あーまた皆でバカみたいにやりたいな。」
「もし、過去に戻れるならな・・・」
ピカッ!!
光が差し、一瞬目の前が明るくなる。
楓「んっ!?」
「ココは・・・」
「学校!?」
「あ、アレ!?」
「夢でもみてるのか!?」
キーン コーン カーン コーン・・・
楓(確か・・・珍しく一護が遅れてくるんだよな・・・)
一護「はぁ はぁ」
「良かった!!間に合った!!」
「はぁ はぁ」
楓(や、やっぱり!!)
(遅れて来た原因は萌子が俺に告白する夢・・・)
楓「珍しいなー!!一護がこんなぎりぎりに来るなんて!!」
「どうせ、またやらしい夢でも見てたんだろ!!」
一護「そ、そんな事ないよー!!」
「おっ!!お前、今動揺したろ!!」
「どんな夢見てたんだよー!!」
「何も見てないって!!」
「誰かに告白される夢でもみたんだろ!?」
「えっ!?」
「な、なんで解ったの!?」
楓(や、やっぱり!!)
(もしかして、過去に戻ってる!?)
(一護にまた会えた!?)
(う、嘘だろ・・・)
楓の目からは涙が零れている。
一護「ど、どうしたの!?」
楓「い、いや何でもないよ・・・」
「なー、一護。」
「笑ってくれよ。」
「えっ!?」
「笑ってくれって!?」
「いきなり変な事言わないでよ。」
「大丈夫!?」
「あはっ。」
そう言って一護は少し笑みを浮かべる。
これは現実か!?それとも幻想か!?
そんな事は、この際どっちでもいい。
今は只、一護の笑顔が見れればそれでいい・・・
その後の事はゆっくり考えよう。
夢から覚めた、その後で・・・
未来が見えれば・・・
過去が解れば・・・
現在(今)を知れれば・・・
そして・・・
もし、過去に戻れたら・・・
貴方なら、どうする!?
この物語を全ての恋愛者に贈ります。
貴方の恋愛がうまくいきますように・・・
願いを込めて。
2003 12 15 ryo