story 170 紹介するよ
数日後・・・
葵と誠二
誠二「葵ちゃんとデートするのって久しぶりだね。」
「もっと一緒に居たいのになぁ。」
葵「うん。」
「でも、しょうがないよ。」
「今は大事な大会があるんだし。」
「何てったって今やチームの要だからね。」
「ホント凄いね。」
「俺、最近凄く調子がいいんだ。」
「何でも自分の思い通りになるって言うか。」
「ゲームを支配出来るんだよ。」
「今、一番サッカーやってて楽しい。」
「うん。」
「私の事は気にせずに今は大会の事だけ考えてね。」
「また応援に行くし。」
「良いところ見せてよね。」
「絶対に決勝まで行くよ。」
「そして、必ず優勝する!!」
「決勝戦は絶対に見に来てね。」
「うん。絶対に行くよ。」
「決勝戦はいつだっけ!?」
「これがクリスマスなんだよね。」
「なんで決勝戦をわざわざクリスマスにやるのかね~。」
「ただの嫌がらせなんじゃない!?」
「絶対、主催者には彼女いないな。」
「あはっ。」
葵(く、クリスマス!?)
(楓「俺、待ってるから。」)
(楓「クリスマスの日にな。」)
(楓「いつまでも待ってるから!!」)
誠二「どうかした!?」
葵「う、ううん。」
「なんでも無いよ。」
「行けるといいね。」
「決勝戦。」
誠二「うん。頑張るよ。」
「今の俺になら出来る気がするんだ。」
「葵ちゃんもいるし。」
その頃
D.Aでは・・・
拓也「兄貴、紹介するよ。」
「俺の彼女。」
玲奈「初めまして。」
英二「よろしく。」
「玲奈ちゃんだっけ!?」
「はい。」
「話は拓也から聞いてるよ。」
「不甲斐ない弟だけど、よろしくしてやってくれな。」
「はい。」
少し、時は流れ・・・
英二「ここだけの話さー。」
「アイツが俺に彼女を紹介するの初めてだよ。」
玲奈「そうなんですか!?」
「色々と女はいたみたいだけど、今までは一度も無かったよ。」
「ふ~ん。」
「色々と女ですか・・・」
「まーアイツは女を見下したところがあるからな。」
「玲奈ちゃんも気をつけなよ。」
「何かあったら俺に言うんだぞ。」
拓也「何、弟の彼女口説いてんだよ!!」
「と、トイレ早いな・・・」
「べ、べ、別に、く、く、く、口説いてなんかねーよ!!」
「お前の良いところを話してたんだよ!!」
「なっ!!玲奈ちゃん。」
「うん。」
「昔から女には不自由しなかったってね。」
「兄貴、変な事言うなよ!!」
「今回はマジなんだよ!!」
「じゃなかったら兄貴に紹介なんかしねーよ!!」
「じょ、冗談だよ。冗談。」
「ったくよー。」
そして、帰りの道中・・・
玲奈「良いお兄さんだね。」
拓也「そうか!?」
「うん。」
「凄く優しそうだモン。」
「あっ!!」
「そうそう!!」
「お兄さんに言われちゃったよ。」
「アイツは女を見下したとこがあるから気をつけなって。」
「そ、そんな事言ってたの・・・」
「見下すか・・・」
「どこかで聞いた言葉だな。」
「あはっ。」
「でも、正直今まではあったかも。」
「玲奈と出会うまでは・・・」
「俺も変わったかもな。」
「変わったのは俺の方かも・・・」
「ホント、玲奈と出会えて良かったよ。」