story164 初めての告白 | りょうの一期一会

りょうの一期一会

ifs(イフス)連載中


story 164 初めての告白






その頃




一護と真琴は・・・





真琴「送ってくれてありがとう。」

「ここでいいよ。」




一護「うん。」

「じゃー僕も帰るね。」





「ねー桜井くん。」




「何!?」




「大好きだよ。」




「えっ!?」




「何って!?」





「恋愛頑張れよ!!」


「好きなら当たって砕けちまえ!!」





「ダメなら私がいくらでも慰めてあげるから。」

「その時は、私が桜井君の側にいてあげるから・・・」







「あ、ありがとう。」




「ウジウジすんな!!」

「男だろ!!」





「フレーフレー桜井!!」




「なんちゃって。」

「えへっ。」




「じゃーまたね。」







「もう振り返らないから・・・」






真琴は一護の頬に軽くキスをし、その場を去る。





「や、柔らかい・・・」








一護は何も言えずに・・・




ただ真琴の後ろ姿を見ているだけだった。









ピカッ!!


光が差し、一瞬目の前が明るくなる。









一護(んっ!?)




(如月さん!?)




(あの近くにいる少年は誰だろう・・・)









楓は・・・










楓(告白!?)

(こんな時に告白!?)







綾乃「言っちゃった。」




「・・・」




「俺も川村の事好きだよ。」





「でも、本当に好きな人は別の人なんだ。」




「うん。知ってるよ。」

「でも、私の気持ちを知って欲しかったんだ。」







「生まれて初めての告白だから・・・」

「木村くんにしたかった。」








「あー!!初恋はうまく行かないって本当だね。」

「えへっ。」





「か、川村・・・」







楓(初恋はうまく行かない・・・)

(そう言えば、俺の初恋も実らなかったよな。)





(あの時から俺の歯車は狂い出したよな。)

(でも、それも過去の思い出だ。)





(俺はようやく過去を清算して新しい未来を掴めそうな気がする。)

(少しは成長出来るかな・・・)






「ありがとう。」




綾乃「私も告白したんだから木村くんもちゃんとしないとダメだぞ。」




「あ、あー。」

「俺も川村に出会えて本当に良かったよ。」





「じゃ、じゃーココでいいから。」

「私、帰るね。」








そう言っている綾乃の目には涙が溜まっている。








「・・・気をつけてな・・・」









そして、綾乃はその場を去る。









楓(泣いてたよな・・・)

(俺の思わせぶりな態度で川村を傷付けてしまった。)




(・・・)




(もう迷わない。)

(これで素直にならなかったら俺は大バカ者だ。)

(自分に正直に生きる!!)




(葵が誰のモノでも関係ない!!)















(俺が葵を幸せにする!!)