story143 2回戦 | りょうの一期一会

りょうの一期一会

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story 143 2回戦 







北野「勝者はナンバー1!!」






「ファイナルステージ進出決定です!!」






拓也(ま、負けちまった・・・)

(しかし、凄かったなあの気迫。)





(あー終わっちまった!!)








北野「では、続いて2回戦へと参ります。」




「両者はステージの上へお上がり下さい。」







結人と隼人はステージの上へ。







「対戦種目は!?」









「野球です!!」








結人「ふっふっふ!!」

「俺の出番がやって来たな!!」








「ウキキキー!!」




「君も運が悪いな。」




「俺はメジャーからのスカウトを夢見る程の実力だぞ!!」




「にゃははは!!」





「君に俺のドライブシュートが止めれるかな!?」









隼人(さーバカはほっといて早く終わらせよう・・・)




(何がドライブシュートだ!!)

(野球だって言ってんだろ!?)

(コイツはバカか!?)





(勝手に夢見とけ!!)




隼人「お前、バカだろ!?」








結人「な、何!?」




「ふん!!」




「負け犬ほどよく吠えるとはよく言ったもんだな。」




「君は俺には勝てない。」




「絶対的な理由がある。」




「何てったって俺は・・・」










「右投げ左打ちだぞ!!」







「だ、だから・・・」











その頃、拓也は・・・












拓也(はぁ・・・)


(負けちまったな。)


(大体、何やってんだろうな俺。)









拓也の前に玲奈が現れる。









玲奈「どうかした!?」

「無気力な顔しちゃって。」








拓也(れ、玲奈・・・)

(なんだか懐かしい感じだ。)








拓也「いや、別に。」




「何か落ち込んでない!?」




「いや~沙織姫争奪戦で脱落しちゃった。」

「あはっ。」




「えっ!?」




「それだけ!?」




「バッカじゃないの!?」







「な、何・・・」




「お前だって、オバケ屋敷入って恐がってたくせに!!」




「あの時の玲奈の顔って言ったら・・・」




「にゃははは!!」





「な、何・・・」






「べ、別に恐がってなんかねーよ!!」





「おっ!!」

「ムキになっちゃって!!」






「ホント可愛いんだから!!」





「ふん!!」


「話し掛けるんじゃ無かった!!」





「あーそうですか!!」

「別に俺が頼んだ訳じゃねーよ!!」






「うるさい!!」

「話し掛けるな!!」






「な、何・・・」




「お前から話し掛けて来たくせに・・・」








そう言って、玲奈はその場を去る。










少し微笑みを浮かべながら・・・










そして、拓也も笑っている。









今・・・














歯車は元に戻り出す。