story37 謎は解けた!! | りょうの一期一会

りょうの一期一会

ifs(イフス)連載中


story 37   謎は解けた!!


 







拓也「な、何でって!!」

「お前こそ何で居るんだよ!!」







秀人「お前らまさか二人掛りでやろうってんじゃないだろうな!!」

「上等だ!!」

「かかって来い!!」








「???」





「な、なんなのこの雰囲気は!?」



「お前は関係ないんだから引っ込んでろ!!」




「お前こそ関係ないんだから引っ込んでろよ!!」




「なに内輪もめしてんだ!!」


「ふざけるのもいい加減にしろよ!!」





「楓ー!!」

「何があるか知らないけどお前の事、後にしてくれ!!」

「俺、急いでんだ!!」






「な、何だコイツ!!」





「あのー伊賀さんにちょっと聞きたい事があるんですけど!!」




「お前、何訳の分らん事言ってんだ!!」




「お前からやるぞ!!」


「い、いやー俺、別に伊賀さんと喧嘩しに来たわけじゃないんですけど・・・」


「玲奈の事で!!」








「はぁー!?」


「玲奈がどうしたってんだ!!」





「伊賀さん玲奈と付き合ってるんですか!?」



「何!?」

「お前、玲奈に惚れてんのか!?」







「はい!!」

「惚れてます!!」





「な、なんだこの展開は!?」




秀人「じゃー何かお前は俺から玲奈を奪いに来たのか!?」


拓也「まー場合によっては・・・」






「お前マジで言ってんのか!?」


「マジです!!」





「お前、俺が誰だか分って言ってるんだろうな!!」




「いや、詳しくは知らないんですけど・・・」


「俺マジですから!!」




「惚れてるんです!!」




「玲奈が好きなんです!!」





「だから玲奈を俺に譲ってもらえませんか!?」






「おまえ正気か!?」






「はい!!」






拓也は秀人を睨むようにしてずっと見続ける

















秀人
「ぷっ!!」

「あっはははは!!」















その頃





結人と一護は














一護「吉岡君、伊賀さんの事知ってるの!?」

結人「お前、知ってるも何も同じ中学校やったもん!!」



「えっ!?」

「本当!!」




「しかし楓のヤツもすごい人に目を付けられたなー!!」

「俺らの中学では伊賀さんの事知らんやつ居らんかったぞ!!」



「そ、そんなすごい人なん!!」


「おー!!もー悪も悪!!」

「誰もあの人にだけは楯突く人居らんかったぞ!!」

「先生ですら何も言わなかった位やねんやから!!」





「ま、マジで!?」




「しかし、楓もチャレンジャーやなー!!」

「今頃、殺されてるかもな!!」



「そ、そんな事、言わないでよ!!」

「でも本気でやばそーだなー」

「ど、どうしよう!!」






「あっ!!」





「それと俺らの同学年やったんちゃうかなー」





「な、何が!?」





「たしかこの学校に来たと思うんだけど・・・」





「えっ!?」

「何の話!?」






「いやー名前なんて言ったっけ!?」





「んー・・・」





「あっ!!」

「思い出した!!」






「水吹!!」

「水吹 玲奈!!」






「そ、それがどうかしたの!?」





「あ、あー伊賀さんの・・・」

















「幼なじみ!!」


















秀人
「あっはははは!!」



「おい!!お前!!」



拓也「は、はい」



「名前、何て言うんだ!!」



「拓也!!」

「椎名 拓也です!!」




「拓也かー」


「しかしお前いい度胸してるなー!!」



「えっ!?」


「お前みたいなヤツは始めてや!!」


「玲奈はよー!俺の幼なじみなんよ!!」





「???」




「えっ!?」





「俺が居るから玲奈には男が誰も寄ってこない!!」

「後から俺が出てくるんじゃないかと思ってな!!」

「アイツは俺の妹みたいなヤツでよー」

「早く彼氏でも作れって言ってやってんのに!!」

「どこで、どーなっちまったか!!」

「アイツ!男は皆、軟弱だって!!」

「俺が居るから声も掛けられない軟弱男ばっかりだってよー!!」

「いつの間にかに男を見下して見るようになっちまってよー!!」

「今じゃーあの通りよ!!」






拓也(そ、そーだったのか!!)

(どーりでいつも強気に出るわけだ!!)





「まーそんな感じだから男なれしてないっていうか!!」

「まーどう接していいかも分らないんだろう・・・」



「拓也って言ったけなー!!」




「あ、はい」





「お前マジなんだろうな!!」

「マジです!!」





「ふっ!!」

「お前の目ー気に入った!!」

「アイツを泣かすような事したら
殺すぞ!!



「はい!!」








「すいません!!伊賀さん!!」

「俺、ちょっといいですか!!」



「おーもう行っていいぞ!!」


「すいません!!ありがとうございます!!」






そう言って拓也は去る









「な、なんだ!?」

「どうなってんだ!?」






「おい!!」



「は、はい」





「お前、楓って言ったけな!!」


「そ、そーですけど・・・」


「さっきのチビ!!」


「一護の事ですか!?」






「あー!悪かったって言っておいてくれ!!」


「えっ!?」




「アイツもいいダチをもったなー!!」


「お前もいい根性してるよ!!」

「気に入った!!」






「はぁー」





「もー行っていいぞ!!」

秀人(今年の一年は面白そうだなー)




「は、はい」






楓(なんだこの展開は!?)

(よー分らんが助かった!!)

(それにしても伊賀さんがあの玲奈ちゃんの幼なじみだったとは・・・)

(世の中よく分らんもんやなー)







(あーなんか疲れた!!)















拓也は

















拓也(そーだったのか!!)

(これですべて謎は解けた!!)

(後は俺の気持ちを玲奈にぶつけるだけだ!!)