story35 恋の邪魔者 | りょうの一期一会

りょうの一期一会

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story 35   恋の邪魔者


 







拓也「い、伊賀!?」







「あー前に言ってたろ!!」

「俺のクラスにダブりがいてるって!!」










「そんな事はどうでもいいんだけど!!」

「なんで玲奈と一緒におんの!?」



「そーだなー!?」

「もしかして彼氏!?」



「ま、マジで!!」





拓也(しかも、あんな笑顔で話してる・・・)

(マジで!?)

(あのダブりが彼氏!?)





「思わぬ恋敵が出現したな!!」

「お前、面白がってねーか!?」


「そんな事ないよ!!」















「いつものお返し!!」


「ぎゃはははは!!」




「笑えん!!」










早紀「あのー・・・」




「んっ!」


拓也「若林!!」

「どうした!?」



「今から皆で飯盒炊爨だって!!」

「椎名君、一緒にやろうよ!!」





「おっ!!」

「拓也君モテますねー!!」



「うるさい!!」


「じゃー邪魔者は消えますか!!」

「イッヒヒヒ!!」



「お、お前!!」










「嫌だった!?」

「えっ!!」

「そんな事ないよ!!」

「行こ、行こ!!」






拓也(しかしアイツがマジで彼氏!?)

(まいったなー!!)















各々が夕食の支度を始める














結人「葵ちゃん!!」

「そんなの俺が持つよ!!」

「重いでしょ!?」



「あ、ありがとう」








「だめ!だめ!!」

「何で葵ちゃんに近づいてんの!?」



「またお前かー!!」


「藤代君!!」

「今、手ー空いてるでしょ!?」


「これ持ってあげて!!」




誠二「うん。別にいいよ!!」




「何でお前は俺の邪魔ばっかすんだよ!!」

「お前は拓也の手先か!!」




「べーだ!!」

「葵ちゃんには近づけさせないから!!」




「さてはお前なんかで釣られてるな!?」

「拓也が何言ったんだよ!!」




「えっ!?」

「吉岡君から葵ちゃん守ったら男前の人、紹介してやるって!!」




「な、何!?」










「お前そんな事の為に俺の恋の邪魔してるの!?」



「そん事とは何よ!!」




「いやー悪い悪い!!」

「ちょっとこっち来て!!」



「何、何!?」




小声で結人が薫に耳打ちする




「ばかアイツの言う事なんてあてにしたらあかんぞ!!」

「今度、俺がカッコイイヤツ紹介してやるから!!」

「な、な!!」

「だからもう邪魔するなよ!!」





「えー本当!!」


「マジ、マジ!!」


「どうしようかなー!!」





「頼む!!」

「この通り!!」
















「やっぱ!だめ!!」


「な、何!?」


「だって吉岡君の言う事あてにならないもん!!」
















がーん!!


「俺ってそんなに信用ないの・・・」













一方





楓達は














秀人
「お前なにしてくれんだ!!」


一護「ご、ごめんなさい!!」


「これどうしてくれんだよ!!」


「ご、ごめんなさい!!」





どうやら一護は秀人のズボンにカレーをこぼしてしまったらしい・・・






「あやまってすむ問題じゃーねーぞ!!」


「おい!!」


「す、すいません!!」







楓(あーあ!!)

(あのバカ!何やってんだ!!)

(よりによって伊賀さんにやる事ないだろう!?)










バジ!!





秀人が一護の頭をハタク






「ご、ごめんなさい!!」











(おい!おい!!)

(ちょっとやりすぎなんじゃないの!?)


(助けてやるか!!)












「伊賀さん!!」


秀人「あん!?」


「もうーその位で勘弁してやってもらえません!?」


一護(か、楓!!)


「なんだお前!!」

「俺に指図すんのか!?」



「いやーそいつ俺の親友なんっすよ!!」


「あー!!」

「お前、誰に口聞いてんだ!!」




秀人が楓に歩み寄る








綾乃「ちょっと止めなさいよ!!二人とも!!」

「伊賀さんも木村君も!!」





「うるさい!!引っ込んでろ!!」









バシ!!








綾乃の手を秀人が弾く









「ちょっと伊賀さんやりすぎっすよ!!」


「何だお前!!」









秀人が楓に殴りかかろうとする時




先生が止めに入る







先生「何やってんだ!!」

「止めろ!!」



「おい木村お前、後でちょっと面かせよ!!」


「何言ってんだ伊賀!!」

「お前今度、問題おこしたら退学だからな!!」




「うるせい!!」

「上等だ!!」



「お前ちょっと来い!!」



秀人は先生に連れられる










「だ、大丈夫か!?二人とも!!」


一護「あ、ありがとう・・・」





綾乃(か、カッコイイー!!)

(な、何この変な気持ちは・・・)


「だ、大丈夫・・・」













一方







拓也は













早紀「さっき水吹さんの事見てたでしょう!?」


拓也「み、見てねーよ!!」





「あの二人さー!!」


















「付き合ってるらしいよ!!」


拓也(ま、マジで!?)