結局看取りのぶーたんはすぐに死んでしまった。

でもあまり長引かなくて、お互いにとってよかったと思う。

友達が１０日間泊まり込みで手伝いに来てくれていたの。

その１０日の間、キジの赤ちゃんもブータンも丸投げで看取ってもらい、

そしてもう一匹の赤ちゃん、ミケのモッピーの授乳もまかせっきり。

いつにもまして色々ハードだったけど、力を蓄えられた。

猫達のお世話の合間に私の食事を作ってくれて、

お店の弁当まで夜中の授乳中に準備してくれ、

色々ありすぎたけどなんとか乗り切ってたんだよ。

でもさ、友達が帰るその日にさ、

色んな事が一気に押し寄せてきてもう折れるかと思った。

まず１０時まで元気だったモッピーが１１時に頭も起こせないほどぐったり。

韓国人先生にはいつもの低血糖って言われたけど、

２時間おきに飲んで食べててもありうるの？

でも砂糖水で覚醒したって事はそうなの？

私はお店が始まっていたから友達がまだ出発する前で、

病院に連れて行ってくれたんだけど、

病院にいる間はモッピー覚醒してなかったんだって。

それで、もう処置終わったから帰っていいよ、って事になって、

少し食い下がって聞いてくれたんだって。

そしたらさ、「でもこれが自然だから」って言われたみたい。

私は韓国人先生に慣れてるから、あぁ言うだろうな、って思うけど、

まぁ冷静に考えたら獣医だからね。

なんとしても救う姿勢を見せて欲しいけれど。

でも先生のことは嫌いではない。

むしろ好き。

いつでも無理にあがかない。

悲しさには寄り添ってくれる。

でもあがいたら助かる命もあるのかな。

イタリア人先生ニコラの方がまだ戦うかな。

でも韓国人先生が、もう無理だからやめようって言った後、

他に治療を頼みに行って、そこで助かった事はまだない。

まぁオリーブくらいかな。

腎臓は治らないから、っていうあきらめがあって、

少しの間命をのばしてもいずれ死ぬから、

延命治療はしないって言うことなのかな。

でもオリーブ、前回の血液検査すごいよかったの。

ＢＵＮは５０で変わらずなんだけど、

クレアチニンが２，７４。

一時１０を超えてたのに。

ステージ４だったのがステージ２にギリ入り込んだ。

変えたのが療法食。

今まで、ロイカナ、スぺシフィック、スマートハートの３種類だったの。

でもスマートハートがよく分からないからやめてみれば？っていう

友達の助言があって、ロイカナとスぺシフィックだけにした。

ずっと３ちょいで停滞してたクレアチニンが下がったのはこのおかげかもしれない。

療法食ってすごい。

話は戻って、心折れそうなことね。

いつも走り回ってちょっとおかしいくらい元気なミケが急に食べなくなった。

注射後、泡を吹くミケ。

寺の子猫がパルボ発症。

懸命に救った子猫だったのに、８カ月だって里親が返したいと。

すっかり野良の風貌に泣いた。

そして１年かけてやっと捕まえられたコアラは白血病陽性。

今日は治療の甲斐なく遺棄された子猫が死んだ。

でもさ、一度踏み込んでしまったらもう抜けられないのです。。。

色んな人の手をつかみながらひきずり込んでるんだな。

底なし沼の妖怪