いつもブログをご覧頂きありがとうございます🙇♂️
前回も書きましたが、日に日に閲覧数が増え嬉しく思っています。
皆さんに読んで頂けるような内容にしたいと思っておりますので、今後とも宜しくお願いいたします
さて
第5回目となる今回のテーマは
「トレーナーになりたい」
「資格について」
です。
進路で迷ってて、トレーナーになりたい!
スポーツ系or医療系の専門学校や大学に通っていてトレーナーになりたい!
単純にトレーナーに興味がある!
医療系国家資格に興味がある!
何でもないけど、読んでみたい!
などの思いを持っている方向けの記事です。
(少し長めです🙇♂️)
トレーナーと資格について
学生さんの中には、将来スポーツトレーナーになりたい!と思っている方もいると思います。
そんな方向けに資格のお話をしたいと思います。
「Vリーグ機構登録規定」によると、「Vリーグ機構が主催する公式試合においてチームに同行し、試合中の医療手当及びマッサージについて責任を有する」となっています。
そして注釈に下記のいずれかの資格を保有するものとも書かれています。
①理学療法士
②柔道整復師
③あん摩マッサージ指圧師
④はり師
⑤きゅう師
⑥公益財団法人日本スポーツ協会認定アスレティックトレーナー
⑦上記①~⑥に準ずる資格(海外の資格含む)を持ち、チームより申請しVリーグ機構が認めた者と書かれています。
(※規約等はその年によって変わりますので必ず発行元の正しい情報をご覧ください。)
私は、はり師・きゅう師の国家資格を持っていますので④と⑤にあてはまります。
これは専門学校に通い国家試験を受けて取りました。
基本的に大学や専門学校に進学し、国家試験を受けて合格すれば取得する資格となります。
※アスレティックトレーナーに関しては日本スポーツ協会のHPご覧ください。
ということは、Vリーグのトレーナーとして仕事がしたい場合は、①~⑦のいずれかの条件を満たすことが最低条件となります。
学校によって違いますが、だいたい3、4年間のところが多いです。
かかるお金は学校によって違うので、それぞれの専門学校や大学に問い合わせてみると良いでしょう。
資格の違いもネットで全て調べることが出来ます。わかりにくい場合は、学校に問い合わせてみると丁寧に教えてくれると思いますよ。
ただ、資格を取ればすぐVリーグのトレーナーになれるのかというとそうではありません。
公募がない限り、基本的にそのチームと何らかのコネクションがないと非常に難しいと思います。
トレーナーになりたいと自分を売り込むことも出来ますが、Vリーグのチームはほとんどトレーナーが既にいますし、チームの選手の大切な情報を預かるわけですから信頼できる人間でないと務まらないのです。
そして現トレーナーさんも、やめる時にも自分が知っていて信頼できる人を紹介したりするでしょう。
そしてシビアな言い方をすると、契約に金銭が発生する場合、その契約に見合った働きが出来るかどうかも問われます。
一例としては、臨機応変に怪我の処置やケアが出来るかが挙げられます。
ということは、資格取得の1年目からプロとしてトレーナー1本で勝負するのは、ほぼ不可能といことになります。
トレーナーになるための一つの選択肢としては、「〇〇院としてVリーグの〇〇チームをサポートしている」という施設(病院・接骨院・鍼灸院等)に就職することです。これが1番の近道のような気がします。
他には、試合会場でトレーナーの方に直接お話とか聞けると本当は良いのですが、、、こればかりはチームでの決まり事もあるので、難しいかもしれませんね💦
ファンミーティングやファン感謝祭などでゆっくりお話出来る機会に参加しているときに、お話聞くのが一番良いかもしれませんね!
学校選びのポイント
専門学校の教員を10年間ほどしているので、進学を考えている方にアドバイスです!
やはり学校はしっかりオープンキャンパスなどで見に行きましょう!
パンフレットやホームページなどではわからない情報がたくさんみえますよ^ ^
宣伝媒体は見栄えを意識するので、良いことや有利なことしか書きません。
例えば、「国家試験合格率100%!!」「学費が地域で最安」「最新の設備を完備」などなど、その学校が売りにしたいことはたくさんあります。
極端な例ですが、「国家試験合格率100%、退学率90%、就職率20%」の実績のある学校があると仮定します。情報を出す側だったら絶対「国家試験合格率100%」だけ出しますよね。
入った人の90%が退学して、残った中の20%しか就職出来ないということは…。
根本的なことですが、重要なのはスポーツ鍼灸にしろ美容鍼灸にしろ、これらは全て枝葉です。基礎の幹の部分がしっかりして始めてそれが様々な方向に活かせます。
はり師・きゅう師でいうと、的確な病態把握が出来て適応かどうか判断が出来、的確な位置に的確な鍼が刺せること、きゅう師であれば的確なお灸が捻れること、がとても大切です。
それが出来ないのにそれをスポーツ鍼灸や美容鍼灸の分野に応用できるわけがないのです。
あと意識して欲しいことは本当にその学校に行った時にその先がみえるかどうかです。
その資格さえ手に入れば良いのでしょうか。
例えば、実技系の授業がカリキュラムとしては満たしているけど規定の数のみで、3年生になったら実技や演習がなくほとんど国家試験の勉強をしていて、いざ現場に入ったら何も出来ない。。。なんてことも聞いたことがあります。
国家試験の合格率は100%じゃなくても、すごく実技や演習が充実していて、卒業後すぐに”ある程度の即戦力”になる!とでは、全然違いますよね?
なので、数字だけで判断するのは危険です。
リサーチしにくいかもしれませんが、卒業生の評判が良い学校は比較的良い学校といえると思います。
資格をとった後から勉強したり実技練習したりすれば良いと思っている方もいると思いますが、一度身に着いた癖はなかなか改善出来ないのです。
良くも悪くもこれは学生を教育していて本当に思い知りました
ただ、資格取得のためにしっかり勉強し卒業した後でも自分の努力次第でなんとかなる場合もありますので、頑張って勉学に励んでください!
他のチームのトレーナーさんにも、どういういきさつでチームと関わることになったのかなどお話を伺ってみたいなと考えています^ ^