AKB48の柏木由紀(21)が19日、DVD&ブルーレイ「寝ても覚めてもゆきりんワールド~夢中にさせちゃうぞっ~」を発売する。今年2月に東京国際フォーラムで行ったセカンドソロライブを映像化。「アイドル」を志して07年4月の劇場デビューから走り続けてきたゆきりんの到達点だ。ここからどこへ向かって飛んでいくのか…?
――AKBがバンドで演奏し、柏木さんがドラムを叩いた「GIVE ME FIVE!」を、このセカンドライブのセットリストに加えた理由は?
「あまり深く考えませんでした(笑い)。ファーストライブでピアノの弾き語りをしたので、今度も何かやりたいと思ったんです。それで“あ、ドラムだ!”って」
――ドラムを叩いたのは?
「半年ぶりとかでしたね」
――すぐに叩けた?
「意外と体に残っていました。最近“GIVE…”はダンスバージョンが多いんですけど、1人であの曲を聴いている時は自然に手で足とかを叩いちゃうんですよ。その感覚が残っていたので大丈夫でした」
――でも、AKBのバンドの時は柏木さんが歌うパートは少なかったですよね?
「自分のパートとサビだけです。それも1人だけで歌うパートはありませんでした」
――それなのにドラムを叩きながらよく1人で歌いきりましたね!?
「実は、リハーサルの時に初めてドラムを叩きながら歌ったんですけど“やばいな”って思いました(笑い)。ドラムが結構激しいんですよ。踊るよりも全身運動で、大変でした」
――めげませんでしたか?
「“カットしようかな”って考えました。みんなにも“これは無理じゃないですか?”って聞いたんですけど“見どころだから…”って。ふだんから自分に厳しくしようとは思っているんですけど、あれは自分に“よく頑張ったね”って言いたいです(笑い)」
――DVDで見直してみていかがですか?
「はつらつとしていました。やっぱり、楽しかったですね。AKBの時は後ろからみんなを支えている感じでしたけど、今回はドラムがバンドの一番前のど真ん中だったので」
――根っからドラマーに向いているのでは?
「好きですね(笑い)。またやってみて、この楽器が好きだと思いました」
――柏木さんといえばアイドル志向ですが、こうやってソロライブを重ねるとアーティスト志向が強まるのでは?
「1回目のライブDVDも見返したんですけど、1人で歌うライブが初めてだったので、歌うことに必死な感じでした。でも、2回目になると“この曲をこういうふうに伝えたい”とか、いろいろ考えるようになりました」
――アーティストに目覚めた?
「今はまだ“アイドル”が強いです。“アーティスト”と言えないのは自分でも痛いほど分かっています。でも、徐々にどちらの面も持てるようになりたいと思います。
ファンの方がどう思うか分かりませんけど…」
――ファンはやはりアイドルでいてほしいと思っていますかね?
「そうかもしれません。だから、アイドルを捨てる気は全くないです。やっぱり、可愛い衣装を着て踊るのは好きなので。でも、1人でやっていると欲が出てきます。徐々に新しい自分を見せていきたいです」
――具体的にどんなことをしたいですか?
「例えばダンスをやりたいです。今でもアイドルっぽい踊りはあるんですけど、かっこいい衣装を着て、歌わないでダンスだけを見ていただきたい。ファンの人に私は“踊れない”と思われているので(笑い)。自分の幅を広げるためにも、ダンスをやりたいです」
――このセカンドライブではギタリストの押尾コータローさんと共演して、2人のトークの中で「作詞・柏木さん、作曲・押尾さん」で歌を作ると宣言していましたね?
「言っちゃったんですよね(笑い)。まだ話は全然進んでいません。でも、作曲にも興味があるので、逆に押尾さんに作曲を教えていただけたらいいなと思います。作曲の勉強をまずしたいです」
――やはり自分の歌を自分で作ってみたいと思いますか?
「思います。難しいことなんですけど
私はもともとアイドルが好きで、それが生活の支えでした。頑張らなくちゃいけないこと、例えば学校のテストの時に“これが終わったら好きな曲を聴こう”とか、そういうのが支えだったんです」
――人の支えになりたい?
「そうなるために自分で歌を作りたいです。自分が今考えていることや悩んでいることを曲にして歌って、聴いた人に少しでも楽になってもらえればいいと思います。自分がダメな部分を盛り込んだ歌も作りたい。“私の好きな柏木由紀にもこんなダメな部分があるんだ。じゃあ、私も大丈夫”って思ってもらえるように」
――自分の弱点をさらけ出す?
「もっと、ありのままの自分でやっていきたいです。ソロの時はそういうふうにしたいと思います」
――AKBの活動とは違う?
「AKBはアイドルですから、なかなか自分の思いや考えを伝えるのは難しいですね」
――デビューの頃と比べると考え方が変わってきましたか?
「今は“自分のため”というより“聴いてくれる方、見てくれる方のため”と考えるようになりました。AKBに入った頃は、自分がいかに頑張るか、出られるか、というのが強かったです。でも、これだけAKBでいろんなことをやらせてもらって、やりたいことは一通りできました。じゃあ、これから何のためにやるかとなった時に“人のため”と考えるようになりました」
――変わりましたね!?
「よくアーティストの方が“人を元気にしたい”って言うじゃないですか。前から素晴らしいことだと思ってはいたんですけど、活動を続けていると必然的にそういう考えになるということを最近やっと実感し始めました。“人を元気にしたい”って、言葉にすると結構軽いじゃないですか。でも、本当にそう思うから、そう言うしかないんですよね。私もそのために一つずつ着実にやっていきたいと思います」
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