ホテルをチェックアウトして、先ずは伊達博物館に来たのは9時25分頃。あれっ、門が閉まっているし、ロープが張ってある。門の横には開館時間午前9時~午後5時、月曜日休館と表示してあるが、本日は火曜日。

おかしいなあと思ってNETで調べて電話をしてみると、展示物入れ替えのため2日間の臨時休館とか。そりゃあ仕方ないので、天赦園に行こうかとしていると、博物館の裏手からスタッフらしき女性が出て来て、門に臨時休館のプレートを掲げ始めた。

この博物館は宇和島市の運営のはずだが、時間に対して少し緩いようだ。





小ぶりな作りの天赦園の門をくぐると、名前の由来が表示されていた。宇和島伊達家の祖先の伊達政宗公の有名な詩に由来がある。







面積は1万平米強あるが、大きな池を回遊するような作りになっている。同じ大名庭園でも兼六園や後楽園の面積に比べると1/10にも満たないが、ゆっくりと見て回るにはちょうど良い広さではないかと思う。庭石、植木、建物がコンパクトに配置され、少し歩くだけで全てを身近に見ることができる。







池には鯉がいて、足音を聞いて岸まで寄って来る。錦鯉もいるが少なくて目立たず、池がガヤガヤしていないのもいい。

藤棚が多く6基もあり、池をまたぐアーチ状のものまであった。伊達家は藤原氏を祖先とするところにちなんでいるらしい。もしも再訪の機会があるならば、藤のキレイにに咲くころを望みたい。



庭園からは晴天の秋空にそびえ立つ、宇和島城の天守閣がくっきりと見えた。