ウチのオカンにかなり年上の兄貴がいる


三人の兄貴が戦地に行って


一人は帰国後他界


二人は東南アジア辺りの戦地で死んでいる


一人は戦闘で戦死

一人は餓死


と言うても当時の情報なためどのような死に方したかはわからない



餓死したその人の軍服写真を見た事がある


もうめっちゃ男前


何でこの人のDNAをワシは受け継いでないのか!と残念になるほど男前


彼自身も写真で


ワテ男前でっしゃろ?とばかりにドヤ顔で写っている

軍服写真でもキリッとしている


ある意味戦争、教え込まれた思想の恐ろしさを感じる



その男前の叔父さん


戦地に赴く際


幼いオカンは駅まで見送りに行ったと言う


その際オカンの下駄の尾が切れたらしい


男前の兄貴はオカンの頭を撫でて


「帰ってきてから新しい下駄買うたるわい!」と言って電車に乗ったと言う


その言葉を今も覚えてると言う

十代後半で戦死

きっと両親、弟妹の名前を叫んで死んだに違いない



時は流れて生まれた孫に


その男前の叔父さんのDNAを受け継いでいる顔立ち男の子が生まれた

死んだお婆ちゃんはその孫を戦死した息子
の生まれ変わりかのように思って

一番可愛がったらしい






新安保法案で日本が揺れてる


あれ見てたら正義、正義っ面、悪


色々見えてくる



戦後70年談話が発表された


お互いに自分の子供を戦争で亡くした親同士があって話したら


どこの国の人か?やった側か?やられた側か?関係なく同苦出来るはず





世界平和を


https://youtu.be/Dxfqi2bPO1o