店を立ち上げて10年が過ぎたが、




こんなゴールデンウィークは初めてだ。





ましてや昨日は「こどもの日」。












子供服売っている店が「こどもの日」に売れないってどういうことよ?




まぁ、これも自分の責任なんだが・・。




今日も昨日とこの時間までお客は一組も入店せず!




昨日は夕方になってようやくぽつぽつと売れたが、




昨年の売り上げには程遠い結果で終わった。













数年前から「ユニクロ」が進出し、そのときからダメージは徐々に来ていたが、




おまけに先月にはあの「西松屋」までオープンしてくれたがな!




店からは自転車で10分もかからない場所にね。




自分の店は低価格路線でもなく、高級子供服店でもない。




いわゆる「中間プライス」で品質の良いものを扱っている。




だが、低価格の店が、それも大規模の店がでてくればその影響は小さくない。




「普段着」であれば、すぐに成長する子供服なんて安ければ安いほどいいんだろう。




実際、自分の子どもが小さかったら「西松屋」に間違いなく買いに行くしね。










顧客にアクションは起こしているがまだ足りないのだろうか。




DMといっても特に大きな特典があるわけじゃなく、




ポイントを3倍とか5倍とかぐらいしかできない。




下手に割引なんてやっていると、それこそ店は個性がなくなる。










価格でも物量でも対抗できないのだから他に生きる道を探さないとならないんだが、




今では「限界」を感じてきてしまっているのも事実。




デフレの世の中でも高額なものは売れているはずだが、




それが「子供服」にも言えるかといえばかなり疑問だわな・・。










いつまでもオジサン一人で子供服の店をできるはずがないと思って、




昨年「宅建」の試験に合格し、登録実務講習も一気に終えた。




資格があるからといって50過ぎのオッサンが簡単に就職なんてできるわけもないが、




こちらのほうに替えることも真剣に考えていくべきなのかもしれないな。











進物の需要はまだまだあるから、こちらで消費喚起を起こしていかなくてはならない。




だが、「普段着」は安ければいいという考えが浸透しているから、




自分の店が生き残っていくのは厳しい現実がそこにある。










この店のために多額の資金を投じ、貯金も使い果たし、借金もしてしまった。




このまま貯蓄ゼロのままの老後を考えると、




恐ろしくてしゃぁないわ!










まぁ、生きているのは「今」だから、あまり先のことを杞憂しても意味がないんだけどね。









とりあえず、宅建主任者の登録申請を来月にすることにした。




提出書類いろいろあるから今月中に揃えないとね。




あ、あと登録料の37000円も・・。(高ぇんだよ!)










GReeeeNの「扉」の歌詞が今ずっしりと響く。







♪ 明日何ができるかなんて君が決めるだけ



  恐れずに次の一歩ほら踏み出せ!



  君の扉を開ける鍵はいつも君のポケットの中



  今開けば目の前にきっと待ってる次の自分が







歌詞がゴチャゴチャになってるかもしれないが、こんな感じだったよね。









自分の人生なんだから、自分の心のままに生きていかないと。




たとえ店を畳んだって家族はいるんだしね。(いなくなったりして・・?)




クソにもならないプライドなんて持っていたって邪魔になるだけ。




他人がなんと言おうと、そんなものに乱されることがくだらない。









決断の年になるだろうな。