オリンピックイヤーだけに、行われる大会に「オリンピック代表」がかかっている。



先日のフィギュア全日本選手権も然り。









そしてスピードスケートで岡崎朋美選手が、5回連続の出場を決めた。



かの橋本聖子さんをしのぐ(冬季オリンピックのみ)連続出場である。



それに38歳とは思えぬ可愛さ!(そっちかよ!)



朋美スマイル全開ですな!



スウェーデンには彼女の親衛隊もあるとか。



やはり華のある選手というのは、世界共通に人気があるんだね。















そんな華やかな選手の影で、


長野オリンピックスピードスケート500メートル


金メダリスト「清水宏保」選手が引退を表明した。








長身選手が主流のスピードスケート界の中で、


162センチの彼が表彰台の真ん中に何度立ったことか。





2位3位の外国選手に挟まれると余計にそれが目立つ。






「こんなに小さくたって、世界で頂点に立てるんだ!」






その小さな巨人の名に相応しい活躍で、10年に渡り日本のスピードスケート界を牽引してきた。









しかし近年は、目立った成績もなく、


4年前のトリノでは得意の500メートルで18位と惨敗した。







もう清水は終わった・・。





誰もがそう思っていたが、彼自身はそれでも求道師のように頂点を追い求めた。





35歳。





一般社会では働き盛りの年齢だが、


スポーツ界にとっては、そろそろ終わりの年齢なのだろう。





まぁ、スケルトンの越選手は44歳でオリンピックに行くようだけど・・。(これもすごいな・・。)










清水選手は、長野では1000メートルでも銅メダルを獲得した。



そして2連覇がかかったソルトレイクシティでは銀メダルだった。(0.03秒差!)














オリンピック個人で、金・銀・銅を獲得したのである。



世界選手権では、500メートル5連覇!



ワールドカップでの優勝回数34回!









この輝かしい成績があっても、最後まで競技生活に没頭していった。






過去の栄光に満足せず、常に挑戦者でいたのだろう。



初のプロ競技選手となったのもその表れだと思う。





世界記録だって4回も更新した。





「世界記録はオレのもの!」と豪語して、そしてウォザースプーンとの競り合いをしてきた。















清水選手の全盛期は、

本当にすごかった!







あのスタートダッシュの凄みをリアルタイムで魅せてもらった。



あの太ももの太さを一度触ってみたかったね。



ホント、どう鍛えればあんなふうになるのか不思議なくらいの筋肉でっせ!








でもいつかは引退の日が来る。





ボロボロになるまで戦った彼の軌跡は彼だけのものじゃなく、


日本人の心に焼き付いて離れることはないだろう。





昨日のレースが終わったあとの穏やかな表情は、


世界記録を追い求めていた頃のそれとはずいぶん変わっていた・・。







今日の1000メートルが最後の走りとなった。




記録は1分12秒21。 28人中9位。



あの加藤条治選手よりも上の成績だった。




スケート人生の締めくくりの走りは、テレビで観られるかな・・?


















そして清水宏保も日本の誇る最高のスケーターだ!








感動をありがとう。

挑戦し続ける大切さをあらためて教えてくれた。





何かが終わることは何かが始まること。





生涯のパートナーも見つけたようだし、


これからも何かを残してくれることだろうね。