今日行われる「WBC世界フライ級タイトルマッチ」。
ようやく対戦になったという感じか、
こうなる運命にあったという感じか・・。
王者・内藤は35歳。
挑戦者・亀田は23歳。
スポーツの世界は単に年齢だけで有利不利は語れないだろう。
いつぞやのパフォーマンスは影を潜めたが、
それでも相変わらず「メンチ切り」で相手を挑発している。
内藤は相手にしてないみたいだけどね。
いつも思うんだが、試合前はあんなにメンチ切っているのに、
いざ試合になると、あんな目つきじゃなくなるんだよね、亀田兄弟って。
よく言えば、真剣に試合に望んでいる。
おちょくった腰振りなんかをするときもあるが、
あれはそれをやるほど相手が弱いと分かっているからだろう。
しかし今回は5回の防衛をしている世界チャンピオンである。
内藤自身も、そんなアホな行動に血が上るほどガキじゃないしね。
「辰吉丈一郎VS薬師寺保栄」以来のビッグイベントと称しているが、
あの試合は「世界王座統一戦」だった。
言わば、「レベル」が違うのである。
亀田がいまだにチャンピオンであれば「ビッグイベント」だが、
それもなく、疑惑の判定で王者になって、防衛も判定で1回のみ。
挙句の果てには弟の試合での「暴言」発覚。
ただパフォーマンスで取り上げられただけの選手で、
本当の実績なんて内藤の足元にも及ばない。
しかし勝負の世界には何が起きるか分からない。
不利になれば何をやってくるかわからないのが亀田兄弟の慣わしだしね。
内藤はまぶたを切りやすい。
それに当て込んで「負傷判定」に持ち込もうとするだろう。
怖いのはこの部分。
焦ることはないが、前半に内藤がまぶたを切れば俄然亀田有利となる。
だから不用意にパンチをもらわないことだ。
王座を奪還したポサクレックもサウスポーだったが、
亀田が元王者よりも上とはとても思えんな。
両者とも間違いなく最高のコンディションで望んでくる。
どちらが勝っても、勝者を称えられるような試合をして欲しいものだ。
はて、どうなるか・・。
内藤、絶対に勝て!