今日、14ぶりに為替がドル円で86円台に突入した。
普段の生活には大して影響がないと思っていては大ケガをするだろう。
資源がない日本は輸出産業が主だ。
確かに輸入関連商品の恩恵はあるだろうが、
果たしてメリットを強調していて良いのだろうか?
これまで売られ続けた日本株がさらに値を下げたら、
含み損で企業が吹っ飛びかねない。
もちろん上がる株も中にはあるだろうが、
「つられて」売られることだって十分にありえる。
日本経済はこれまでの悪政のために、大借金国になっている。
これで円高~デフレ促進にでもなったら、
立ち直るには相当の労力と時間がかかるだろう。
デフレになったらモノの価値がどんどん下がるんだからね。
先人たちの努力でここまで成長してきたが、
教育を疎かにし、道徳を切り捨てて、利便性だけを求めてきた。
そのため、簡単にモノが手に入り、簡単に捨てる時代になり、
人々はケータイやゲームに「操られて」いる。
便利なものを利用し効率を図るのではなく、
そのもの自体に「支配」されている。
もちろんそれを利用して効率を図って行動している人はいる。
誤解のないように・・。
「ケータイとコンビニがあれば生きていける!」
な~んて、アホなオタク連中がいるらしいが、
それでも今は生きていられる。
それも日本経済が世界の中で成長してきたからできたことなのである。
このまままた円高が進み、デフレに拍車がかかったら、
給料は減るわ、モノは捨てるわで、人の心は荒んでいくことになってしまうだろう。
この状態で生きていくためには、
憂えいているだけではいけないよね。
これをチャンスと捉えてすでに行動を起こしている人だって必ずいるはず。
そういう人ってすごいよね・・。
自分は何をチャンスとするかまったく分かっていないけど、
そういう人がいるって事は分かる。
2番底、3番底があるかもしれない日本経済。
そこにあるチャンスってなんなんだろう・・。
自分の店の方針として、
デフレに乗っからずに価格維持!・・・って意地張ってるくらいだし・・。
今から20年前の12月の大納会に、株価は史上最高値をつけ、
翌年の10月には株価は約半分になった。
その後の10年は「失われた10年」と言われる。
下げ続けた株の、今年の大納会の値はいくらになるんだろう・・。
そして来年に秋には・・。
今の状態で反転上昇は考えにくい。
ネガティブな考えという訳ではない。
まったく楽観はできないということだ。
まぁ、前回のように、今や「焼け太り」した銀行が潰れることはないんだろうけどね。
「金は天下の回り物」というが、
回ってこなくなったよねぇ・・・。
だって役人たちがたくさん押さえて財布にしちゃってんだから当たり前かね?
やっぱり根本的に変えなきゃ、日本は立ち直らない。
答えは国じゃなく、個々人の中にあるのかもしれないけどね・・。