いよいよ今週には名実ともに「政権交代」が実現する。
借金大国にしてくれた自民党政治ともお別れだ。
しかしその「負の遺産」はかなり根深い。
今朝の朝日新聞の一面。
厚生労働省所管の独立行政法人「高齢・障害者雇用支援機構」(東京都港区)が、
同省OBの天下り先の公益法人「雇用開発協会」に対し、
天下りOBらの年収額を決め、
事業の委託費から支払うよう指示していたことがわかった。
なんじゃ、こりゃ?
さらに
同協会は47都道府県にそれぞれあり、
委託費の総額は09年度で約59億円。
そのうち約22億円が、同機構の指示通り、
同協会に天下りした同省OB計約270人(08年7月時点)を含む常勤職員約360人の人件費となっていた。
委託費は厚労省の交付金などから支出されており、
公金を使って、天下りOBらの収入を保証するシステムを作り上げていた形だ。
とある。
独法から公益法人に流れている金は把握し切れていない。
それをいいことに、われわれ国民から搾取した税金をテメェたちのサイフにまんまと納めていたのである。
独法の指示通りとは、何たること!
多額の給料ありきで、天下りが行われていた!
まぁ、天下りってそんなもんだけどね。
そしてこの「雇用開発協会」には、1日に2~3人しか相談に訪れない。
その時間も15分程度が6割だという。
そして就職に関して相談しても、
「ハローワークに行って下さい」としか言わないのだ!
何のための公益法人なのか。
この記事からは、天下るためだけの公益法人ということがよく分かる。
こんなことが何年にも渡って繰り返されてきたのである。
これじゃ、困っている人に金が回らないわな。
税金はこうしてクソ官僚たちの思い通りに使われていたのである!
おそらく、こんなことはいくらでも出てくるだろう。
ここにメスを入れない限り、困っている人に税金なんか回るわけがない。
日本が腐った最大の原因は「天下り」の横行なのである!
そして年金を集めてハコモノだのレクリエーショングッズだのを造ったり買いあさった。
おかしくしたのは皆、「霞ヶ関」といっても過言ではない。
そしてそれを見逃してきたのが自民党という利権大好き政党なのである。
これだけでも霞ヶ関の官僚や自民党員は万死に値するというもの。
民主党のマニフェストにゴタゴタ文句を言う前に、
テメェたちが野放しにした官僚の所業に対しての責任を取れっての!
政権が変わってどこまで突っ込めるか。
まずは実態把握を早急に行うのはもちろんのこと、
同時進行での法整備も至急に行わなければなるまい。
こんな仕事もろくにしない公益法人だのは即刻解体するべきだ。
これ以上クソ官僚どもの思い通りに税金を好き勝手使われないようにしなきゃならない。
クソ官僚どもには「良心の呵責」ってモンがないんだな。
こんな痛みを感じない連中には、感情のない法律で縛らなきゃならないね。
ホント、「天下り」や「渡り」を一切認めず、
交付金も事業に基づいてだけ支給するようにすれば、
果てしないほどの税金が余るわな。
そんな世の中に早くなって欲しいもんだ!