ノリ「僕も月見草」楽天ノムさんに共感



オリックスを自由契約となり、中日の育成選手とて再出発した中村紀洋選手。


昨年の契約更改では、「契約してくれるだけでもありがたい。額を見ずに判を押すつもりだった」と言った。


今シーズンにFAを再取得しても、それにはほとんど興味を示さないほど中日、落合監督に感謝していた。




しかし、今月にノリはFA宣言をして、移籍することを決めている。


いろいろな意見があるだろう。


「中日に拾ってもらったのに恩を感じていない」とか、

「義理人情に薄い」などと、批判もある。



だが、いわば「戦力外」を告げられて、その「義理人情」のために、

試合にも出られずに野球人生を終えることを強制することは誰も出来ない。



腰痛を抱えていても、中日の中での打撃貢献度は決して低くない。


守備においても「ゴールデングラブ賞」を獲得している。


まだまだ、代打専門や控えに回るほど力は落ちていないだろう。




球団からまだ主力として来期も頼むと言われれば、

FA宣言はしなかったはず。


ウッズの退団は決まっているしね。


オリックスを退団したときも、金額ではなく、球団の対応に疑問を感じたからだ。

そうでなければ8000万を蹴って、600万で契約する人はいないだろう。



賛否両論があるが、私はノリの決断を支持したい。


ノリも35歳。 野球人生は決して長くない。



手を上げてくれるところがあれば(ない訳ないが)、

それほど迷わずにその球団に行くと思う。



来季はどこでプレーするか分からないが、

またあの豪快なスウィングでホームランを魅せて欲しいものだ。