年末になって、ひき逃げだの大学生の大麻だの、
あまりにも事態の深刻さを認識しない事件が続いてしまっている。
今回のひき逃げも「飲酒」が絡んでいる。
そして免許停止や無免許も重なって。
飲酒運転は重罰と知っていても、「オレは大丈夫」という根拠のない自信でハンドルを握る。
そんなに自信があるのに、事故を起こせば必死で逃げる。
「何か」を引きずれば、運転中はすごい音がする。
ちょっとの衝撃でも車の中では、冷や汗が出るほどの音と衝撃が来る。
それを3キロだ、6キロだと続けられるほど逃げた。
あの衝撃音と共に。
こんなに続く「ひき逃げ引きずり事件」。
人を故意にめった刺しにして命を奪う犯罪と何が違うのだろうか。
凶器が刃物から車に変わると罪が軽くなるのがどうも腑に落ちない。
先日のイライラしているだけで、歩いている銀行員をはねた19歳もそう。
例の福岡の追突事件だって、まかり間違えば無罪になるということだった。
酒に酔って追突し、自分は水を飲んで救助もしなかったのに・・である。
大阪で連続して起きているひき逃げ事件の捜査に注目したい。
「死んでも構わない」と殺意ははっきりとある。
車の事故だから、多くは互いの注意不足があるのだろう。
しかしこの引き逃げは事故じゃない。
殺人事件なのだ!
新聞配達をする16歳の少年。
朝2時に来て、毎日配達をしていた。
祖父に小遣いを渡す16歳がいまどきいるのか・・?
将来、人の痛みの判る優しい青年になったことだろう。
心からご冥福を祈る。
合掌