理事長の辞任は遅きに失したが、兄弟力士は解雇となってしまった。
やはり世界的な検査機関の結果は重かったということか。
相撲界の閉鎖的な組織が、今回の問題を引き起こした。
外国人力士を多く入門させるのはいいが、
「しきたり」や「道徳」をしっかり植え付けなかった親方衆の怠惰な態度が原因だろう。
こうなった以上、露鵬と白露山が何も隠すことなく暴露するか。
それとも「否定」を貫くか。
処分が決定した以上、終わった問題かな・・。
吸ったことが本当であれば、どこで道を踏み外してしまったのだろう・・。
初めは「相撲で一生懸命頑張る!」と祖国を旅立ったはず。
辛い稽古で「大麻」を吸って気を紛らわしたかったのか・・。
それともただの「ヤク」漬けだったのか・・。
なんとも後味の悪い事件だ。
「大横綱」の称号に値する横綱だった北の湖。
「他人事理事長」として名を残すことになった。
大横綱であっても、最高の指導者にはなれなかった。
晩節を汚してしまったのは、己の力量の狭さだろう。
「過去の栄光」じゃメシは食えない。
ボクシングの名トレーナーは何も世界チャンピオンだった人じゃない。
相撲界だけが「立派な成績」を残した人に部屋が与えられ、
また弟子たちも「立派な成績」を残した指導者に付こうとする。
日本の良いところは残しつつ、組織運営に関しても、
また指導に関しても開放する時が来ているのかも知れない・・。