桐生第一高、甲子園出場へ=高野連、1日に判断-野球部員逮捕


こういった事件を起こすのは、だいたいがレギュラーになれない部員である。


野球をこよなく愛するものであれば、自分の行動が仲間に影響が及ぶことぐらい分かるはず。

しかしこの部員は、「性欲を抑えきれない」というただのわがままで女性を襲った。


仲間が一生懸命戦い、甲子園の出場権をつかんだにもかかわらず・・である。


「まだ若いから・・」という甘い処分がこの部員にとって良いか悪いかは分からない。

確かに更正の余地はあるだろうし、将来を奪うことも可哀想かもしれない。


だが、被害にあった女性の気持ちをないがしろにする事はもっと出来ない。


被害者にとって、「まだ高校生だから勘弁して」なんて理屈は通るはずがない。

断固とした罰を望んでいるはずである。


いきなり襲われ、そのときは「命の危険」も感じたことだろう。

何の罪もない、いわばこの部員とは無関係な自分が、力ずくで襲われる恐怖は、

本人でなければ分からない。


報道では「甲子園出場」だけが取り立たされているが、

被害者への考慮はほとんどゼロである。


被害者にとってはマスコミの取材などもってのほかだが、

「甲子園出場」が一人歩きし、問題の根本が忘れ去られているような気がしてならない。



高校生にとって、甲子園は一生に何度も行ける場所ではない。

その件は実現させてやりたい。


だが、罪は罪。

この部員への処罰は厳格にし、被害女性への謝罪はもちろん、

共に練習した仲間への謝罪も忘れてはいけないだろう。


このけじめをつけさせることは、彼にとって一番大切なことだ。

それは周りの大人が責任を持ってやらせなければならない。


関係者の処分は、そのあとである。