
まずは、食べ物を燃やして燃料にする事はやめるべき。
食糧難で明日の食べ物に困る人がいるのに、
金儲けのために、「CO2」削減の名の下、穀物を次世代の燃料にする事はもうやめることだ。
トウモロコシや大豆栽培のために、森林を伐採して畑にしている。
アマゾンの貴重な密林はどんどん減っている。
そのため、CO2を吸ってくれる緑が減る。
バイオエタノールでCO2を減らす以上の効果がある緑を削るなんて本末転倒である。
そのため植える場所をとられた小麦の高騰もとまらない。
オーストラリアの旱魃の影響で高騰した小麦だが、今は作付面積減少も手伝って高止まりである。
地球環境悪化は人間が招いたことだ。
核実験で珊瑚が死んだビキニ環礁は、50年間人が立ち入らなかったため珊瑚が蘇った。
人が川の流れを変えたアラル海は、干上がるのが時間の問題となっている。
以前は世界第4位の面積を誇ったアラル海も、いまや周辺の人々に健康被害をもたらしている。
湖が干上がったため、湖底の塩が舞い上がって多くの人が病に臥している。
人間が手を加えるたびに環境は悪化する。
人間が何もしないと環境は改善する。
ただ、人間が犯した愚かな行為を反省し、元の姿に戻すことが出来るのも人間である。
アラル海こそ、人間が回復させるべき問題である。
穀物の燃料転化をやめれば、原油の価格も下がるだろう。
技術ある国は、燃料電池の普及をやるべきである。
ガソリンがまったく必要がない燃料電池。すでに技術はあるはずだ。
そして、電気自動車。 電気が必要だが、これは太陽光発電でまかなう。
化石燃料依存からの脱却こそやるべき問題である。
そして穀物は食べ物としてだけ使えばいい。
これが普通で当たり前のことである。