
自分だけで言えば、まったく困りません。
ただ、雇用の問題、生活習慣の変化、防犯の役割などを考えたら、
一概に「廃止」とは言えない部分もあると思う。
考えると、コンビニがあるがゆえに、生活習慣が変わったともいえますね。
深夜営業があるから、夜何か欲しいときに買いに行ける。
これが無い時には、昼間買えない状況の人はとても困っていた。
公共料金などの支払いがコンビニで出来るのも昼夜を問わずに出来ますしね。
仕事などで帰りが遅くなっても、ご飯が買える。
今やATMも常備されている。 宅急便も出せる。コピーも出来る。
この安心感は、感じた人で無いと分からないでしょう。
しかし、全部が全部「開いててよかった」と賛成するわけにも行きません。
まず、けじめがつかなくなった。
いつでも行けるから、後回しになることも平気になる。
昔はあったはずの「計画」を立てることが疎かになった事は否めない。
また、少ないお客のために電気代もバカにならない。
「冷蔵庫は常に回っているから」なんてもっともらしいことを言っているが、
それはスーパーでも同じこと。 家庭だって小さいが冷蔵庫はある。
そして、あまりに便利なために、モノの「ありがたさ」や「貴重さ」を感じなくなっている。
売れ残った弁当などは時間が過ぎれば廃棄処分にされる。
その量、年間で約2000万トン。(これはコンビにだけではない。スーパーなどもすべて含んでいる。)
食糧不足で命を落とす人が世界中で1日に2万人以上もいる中で、
こんなことをいつまでも続けていて、何にも感じない日本人。
便利だから・・という単純な理由で、深夜営業を継続して良いわけが無い。
原油高の青天井、穀物の高騰を肌で感じないから、
コンビニの深夜営業がなくなったら困る!・・と自分勝手な理由を並べているだけである。
食料自給率39%の日本で、毎年2000万トンもの食べ物を捨てている事実。
世界で不足する食糧は900万トン。
この数字が物語るものはいったい何か?
深夜営業をなくせば、電気代も減る。食料廃棄も減る。
閉店時間があれば、賞味期限が近づいた弁当を半額で売ればいい。
それでも残ったら、タダでもいいから居酒屋にでももって行けばいいだろう。
言いたいのは、「食い物を簡単に捨てるな!」ということだ。
問題は一個人の便利さという小さな観点ではない。
コンビニの深夜営業廃止論議は、日本人の生活習慣見直しのいい機会であるかもしれない。