
知らないことを学ぶ意欲がまず大切だと考えている。
半世紀近く生きていても知らない事はたくさんある。
最近は「論語」を読んでみた。
もちろん原文ではなく、「高校生が感動した論語」という本である。
孔子の残した言葉は奥深い。
現代の政治の世界を見越していたかのような言葉がたくさんある。
そういったことを少しでも学ぶ意欲が大切である。
私は店を運営しているが、最近お客様が帰るごとにメモを取るようにした。
どんなものをお買い上げしたか、またなぜ買わずに帰ったか。
他には仕事中に自分が行ったこと、お客様の要望などもすぐに書く。
天候のことや、店に誰が訪ねてきたかなど、1日の出来事を忘れないうちにメモをする。
人の記憶は曖昧だ。
「・・だったような」などと自信のないものがかなり多い。
自分の行動を客観的に見直すことが出来るので、次の行動に出やすくなる。
小難しい経営の本を読むよりも、すべてはお客様が教えてくれることがよく分かる。
それを素直に自分のものに出来るかどうかは自分次第。
以前は暇があればインターネットで時間を潰していた。
今はもうしていない。
時間があれば、数字を検証し、そして「メモ」である。
初めは1~2行だったが、今はA4ノートの半分を1日のメモに使っている。
仕舞いには1日1ページになるかもしれない。
「論語」をかじった影響もあるのだろうか。
それが自分磨きになっている事は間違いない。
学ぶ意欲と行動だけが、自分を磨き、向上させるのである。
「下手な考え休むに似たり」である。