ブログネタ:何度も見たくなるドラマは? 参加中
感動という枠を超えて、命の尊さを考えさせられたのが「1リットルの涙」である。ご本人「木藤亜也さん」の著書も読み、母親である「木藤潮香さん」の「いのちのハードル」も読んだ。
実際、自分の体が「壊れていく」ことを受け入れて、それに負けずに「生きること」は、言葉で言うほど簡単なことではないだろう。
しかし亜也さんはきついリハビリに耐えながら25年間の生涯を懸命に生きた。運動神経抜群だった彼女が、「脊髄小脳変性症」という病に冒され、思うように体が動かなくなっていく。
まだ高校生だ。夢も希望もあっただろう。 そして恋もしたかっただろう。お母さんは、「亜也がこんな恋をしてくれたら・・」とドラマを見て仰ったそうだ。
考えることも普通に出来るのに、その行動から偏見の目で見られた辛さ。ただ、体が思うように動かないだけなのに。
削られていく命と戦いながら、それでも懸命に生きる。家族も懸命に支えていく。
誰もが同じだとは言わないが、簡単に命を捨てる人には今一度考えて欲しかった。「死ぬ覚悟」を持つ前に、「生きる覚悟」を持つことを。
「生きる覚悟」は必ず周りを巻き込んでいく。その覚悟に回りは賛同してくれる。
亜也さんはそれを実践した数少ない人なのだ。
ドラマもさることながら、彼女と母親の著書は是非読んでいただきたいものである。- わがままを言うことも出来ない極限の状態でも、「生きる覚悟」を持つ大切さを知ることが出来る。
再放送して欲しいものである。
1リットルの涙―難病と闘い続ける少女亜也の日記 (幻冬舎文庫)/木藤 亜也