
単に「好きになれる」のなら、かなり同時に好きになれるでしょう。
ただ、その人に対して「like」なのか「love」なのかの差は大きいですね。
「love」なら、やはり一人で精一杯です。
本気で惚れる人が何人もいることは、自分にとってはありえない。
人に対して、そんな区切りをつけて愛することは出来ません。
「like」であれば、複数の人を好きになることは出来ますね。
異性に対して、好意を持つことは普通です。
その好意が恋に発展することも多いでしょう。
その発展が「like」のままだから、他の人も好きになってしまう。
「この人とだけを愛していたい」と決めている人は「love」の感情になる。
「恋愛」という字と同じかな・・とも思います。
まず「恋」をしてから「愛」に発展する。
恋は何度もしました。
人を「好きになる」ことは素晴らしいことです。
好きになって、また誰かも好きになって、そして傷つけ傷ついて大人になっていく・・。
やがて本気で惚れる人に出会う。
数多くの恋の経験があって、本気で愛する人に出会う。
愛するが故に、憎しみも大きくなる。
「愛憎」という言葉はあるが、「恋憎」とは言わない。
「愛情」という言葉はあるが、「恋情」とは言わない(「れんじょう」と読めばありますがあまり使いませんね)。
「愛=love」という言葉は重いのです。
同時に何人も好きになれる人は、誰に対しても「like」なのです。
それ以上の気持ちにはなれない。
行動がどこか軽いのもそのためでしょう。
「オレは何人も本気で好きになれる」という人もいるかもしれませんが、
これは、「人とは違うことが出来るんだ」という見栄みたいなものでしょう。
「人の痛み」を知っている人は、人の気持ちを弄ぶようなことは出来ません。
日本は一夫多妻の民族性はないですからね。
我が子に対する無償の愛なら分かります。
何人いようと、子供に対する愛情は分け隔てなどありません。
誰かを好きになることに制約はありません。
何人も好きになってもその人の自由です。
ただ、それが「like」なのか「love」なのか、
自分で冷静に心に問いかけてみることは大切です。
それによって、誰かが傷つくことになってしまうのだから・・。