中国四川省で起きた大地震は甚大な被害をもたらした。
本来なら避難場所である学校が倒壊し、授業中の子供たちが多くの命を落とした。
二次災害も起き、亡くなった人は7万人を超えるという。
瓦礫の下で生き延びて助かった人もいるが、救助隊が間に合わず、そのまま息絶えた人も多い。
その中で、記事にある母親の愛の深さに感銘した。
我が子を四つん這いで守り、自分はその盾となって携帯に遺書を遺した。
どんな状況になっても親は子を守る。 命に変えても守る。
極限の状態でも我が子を思う母の愛は、偉大である。
私たちも、そんな命の間際まで行かなくても親に守られてここまで生きている。
普段はそれに気付かず、気に入らなければ反発もする。 特に若い頃は。
今親となり、表現の仕方は違うにしろ、やはり子を思う気持ちは誰にでもある。
親から貰ったこの命を、次の世代にきちんと伝えていかなくてはならない。
「親殺し」「子殺し」が起きるこの世の中で、
子を思う親の気持ちを、皆が偉大であると再認識する必要がある。
救助されたこの赤ちゃんが、いつの日か母の遺したこの言葉を知る時が来るだろう。
母親の冥福と、この子の幸せを祈りたい。
合掌